こんにちは!
サラリーマンのpepeです。久々のブログ更新です。。
今回は、昨今いろいろと話題のマツダ CX-80の試乗に行ってきましたので、インプレッションを共有します!
この記事はこんな人におすすめ!
- マツダCX-80の情報を集めている
- 子育て目線でのCX-80の意見が知りたい
- CX-80の試乗した感想を知りたい
マツダのHPを見るとインテリアがすごくオシャレ!でもYoutubeでは批判的な意見もたくさん見るし、、実際どうなんだろう??
マツダのラージ商品群の最新作!
貴重な3列シートSUV「CX-80」が販売開始されました!
私は1年半ほど前にCX-5から日産セレナ e-POWERに乗り換えました。CX-5以来のマツダ車の試乗となります。
ネットでは賛否両論が巻き起こっているCX-80ですが、やっぱり実際に乗ってみなきゃ!
ということで、有給休暇を取って平日にじっくり試乗に行ってきました!
また、私は今子育て真っ最中の身。小さい子どもも乗せられるファミリーカーとしてもCX-80を見てみました。
子育て世代でCX-80が気になるという方にもご参考になれば嬉しいです。
この記事を書いたのはこんな人
- pepeと言います
- 三井ホームオーナー(2020年新築)
- 2020年より家づくりブログを運営
- ESSEonline”日刊住まい”でもライターとして活動中
- Kindle作家としても活動中(2024年~)
マツダ CX-80ってどんなクルマ?
最初にCX-80の概要を少しだけ。
CX-80はマツダがグローバルに導入する大型4車種「ラージ商品群」の一つ。日本ではCX-60に続く第2弾となります。
また、マツダの3列シートSUV「CX-8」の後継とも見ることができます。
実は3列シートSUVって国産車に限ると選択肢は多くありません。代表的な3列シートSUVというと、トヨタのランドクルーザー、ランドクルーザープラド、日産のエクストレイル、三菱のアウトランダーなどでしょうか。
しかし、3列目も快適に使用できるSUVは結構限られていて、CX-8はその中で3列目の快適性に定評がありました。
そのCX-8の後継ということで、CX-80の3列目の快適性も気になるところですね。
パワートレイン
さて、そんなCX-80のパワートレインは以下の3つ。
- 3.3L 直列6気筒 ディーゼルエンジン(SKYACTIV-D 3.3)
- 3.3 L 直列6気筒 ディーゼルエンジン+48Vマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV D 3.3)
- 2.5 L 直列4気筒 ガソリン+プラグインハイブリッド(e-SKYACTIV PHEV)
時代を逆行するかのような3.3Lという大排気量。昨今の新車では珍しいですが、エンジンの力強さは期待できます。
車両価格
さて、気になる車両価格はマツダにしてはかなり高め。
SKYACTIV-Dモデルの価格帯は394万円~545万円、e-SKYACTIV Dモデルが596万円~632万円、e-SKYACTIV PHEVが639万円~712万円となっています。(いずれも税込)
PHEVモデルは最低価格が639万円と他のモデルから一線を画しています。最も高いグレードになると700万円越えと、トヨタのクラウンやランドクルーザーと同等の価格です。
マツダ車で700万円超えって初めてなのでは。。?
他メーカーと比べてもかなり高価な部類になりますね。
維持費
車を所有する上で気になるのが維持費。
燃費については、CX-80は結構優秀。
e-SKYACTIV D 3.3で見てみますと全て4WDモデルで、約19.0(km/L)となっています。
4WDでこのサイズ、そして2トン越えの車であることを考えるとかなり良いですよね。
ガソリンタンクは74(L)なので、単純計算で約1,400km(!)走れます。
実燃費をカタログ燃費の7割と考えたとしても、約1,000kmなのでそれでもすごいですよね。
燃費は優秀なのですが、気になるのが3.3 Lという排気量。
自動車税は排気量によって変わるので、CX-80の場合は5万7千円。
ちなみに今乗っている日産セレナe-Powerは排気量が1.4 Lなので自動車税は3万500円。2万円以上も上がります。
また、重量もあるので重量税も掛かりそうですし、タイヤの摩耗も多いのかもしれません。
ということで、燃費は良いものの税金については結構高いです。
まぁ、かっこよくてオシャレで乗り心地良ければそれで良しでしょう!
今回私が試乗したのが「e-SKYACTIV D 3.3 Premium Sports」というグレード。マイルドハイブリッドの最上級グレードです。
では試乗インプレッションに移ります!
マツダ CX-80 インプレッション ~乗り心地~
まずは乗り心地から。
今の私の愛車、日産セレナe-Powerとその前の愛車、マツダCX-5とも比較しながら感じたことをそのまま書いていきます。
車体の大きさはあまり感じない
走り出してすぐに感じたのが、「あれ?思ったより大きく感じないかも、、」ということ。
CX-80のサイズは、全長4,990mm、全幅1,890mm、全高1,710mmという中々のビッグサイズ。
特に全幅については私が前に乗っていたCX-5が1,845mmで、そこからセレナになって1,715mmと130mmも小さくなっていました。
で、セレナからのCX-80の1,890mmでしたから、今のセレナと比べると275mmも大きくなるということでかなり心配でした。
約30cmですからね。定規1本分は結構気になります。
ですが、不思議とそこまで幅の広さを感じなかった。
なんでかなぁ?とボンネットを見てみると何となく理由が分かった気がしました。
運転席からだとボンネットが結構下がって見えて、見通しよく感じたんですね。
そのおかげか、セレナから約30cmも全幅が増えているとは感じない運転のしやすさでした。
ちなみに、全長については個人的に少し心配が。。
4,990mmという長さだと自宅の駐車スペースに入るか微妙なところなのです。。CX-80のサイズ感だと自宅の駐車スペースに入るか心配だ、という方結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。。?
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ぶっといトルク!
一般道を少し走り始めると、早速3.3 L ディーゼルの力強さが感じられました。
タイヤが地面をしっかり掴んで力強く進んでいく感じがたまりません。
ちなみに、恥ずかしながら私自身「トルク感」というのがイマイチよく分かっていなかったのですが、今回の試乗で「トルク感」ってこういうことか、と感じさせられました。
普段乗っている日産セレナe-Powerは、アクセルを踏むと同時にススっとリニアに車体が進んでいく感覚。まるで車が滑っているようにも感じます。
一方でCX-80は滑っている感覚ではなく、道路を掴んで車体をグイグイ押し進めている感覚。
ペダルに道路の抵抗感みたいなのを感じるのです。
これがいわゆる「トルク感」という感覚であり、力強さなのかなぁと思いました。
試乗の途中で上り坂のワインディングも少し走らせてもらいましたが、パワー不足や車体の重さは全く感じられませんでした。
アクセルペダルを踏んだだけ力強くグイグイと車を引き上げてくれる、そんな印象でした。
(なお、普段がガソリン車でスムーズな走り出しになれているからか、ディーゼル独特の”抵抗感ある力強い走りだし”にはまだ慣れないところも。オルガンペダルということもあって試乗が終わって右足の太ももがちょっと痛かった、、笑)
走り出しのスムーズさはやっぱりマイルドハイブリッドに軍配
実はCX-80の試乗のあとにCX-60 SKYACTIV-Dにも試乗させてもらいました。ハイブリッドではなくディーゼルエンジンのみのモデルです。
そもそものCX-80とCX-60の違いはもちろんありますが、走り出しでハイブリッドの有無の違いを感じました。
ディーゼルエンジンのみのモデルだと30km/h辺りでギアチェンジによるであろう「ガクン」があり、それが個人的にかなり気になったのです。
普段はガソリン車に乗っているのでこういった「ガクン」がないので。
(そういえばCX-5で売れ筋のディーゼル車でなくガソリン車にしたのもそれが理由の一つだったかも)
しかし、ディーゼルの「ガクン」をほとんど感じなかったのがe-SKYACTIV D 3.3(マイルドハイブリッド)。
低速から40km/h辺りまで違和感なく加速が続きます。(もちろんその先の速度でも違和感はありません)
この違いを感じると個人的にはマイルドハイブリッドがいいなぁと思えてしまいました。
デジタルインナーミラーが、、ない
乗り心地からは外れますが、運転席からの意見としてこの章で書きます。
ちょっと驚いたのが、CX-80にはデジタルインナーミラーがないということ。
同じラージ商品群であるCX-60も同様です。
3列シートSUVでデジタルインナーミラーがない、というのは結構使いづらいです。
3列目の座席とヘッドレストを立てた状態でルームミラーを見るとこんな感じ。
ヘッドレストのせいでルームミラーの1/3くらいしか見えなくなっています。
これだと安全運転にも影響が出てきそうです。
3列目のヘッドレストを収納すれば回避できますよ!と営業の方は言っていましたが、それはちょっと違うなぁと。
3列シートSUVなのですから3列フルで使用していて不便のないようにして頂きたいです。
私自身今のミニバンでも3列目に人が乗っている状況は結構あります。(私たち4人家族+じーじばーばの2人、のような状況)
そういった状況が多々あるから3列シートSUVの購入を検討しているのに、3列シートを使わない状況をお勧めされると困ります、、笑
というか、上級グレードが600万円や700万円を超えてくる車なので、デジタルインナーミラーくらい標準装備しておいてほしい、というのが本音。。
来年以降の改良に期待します。
乗り心地が悪い、、という意見もあるが個人的には気にならなかった
さて、Youtubeを始めとしてネットを見ていると、CX-80の乗り心地に批判的な意見が結構ありました。
「乗り心地が硬い」
「道路の凹凸を拾って突き上げ感がある」
などなど。
しかし、実際自分が試乗してみて乗り心地の悪さは感じませんでした。(あくまで運転席であり同乗者の立場で乗ってはいないのですが)
運転していても重量があるからか終始安定感のある乗り心地だったと思います。
とはいえ、私自身600~700万円代の車は所有していないので、乗り心地がそれらの車と同等かというとちょっと分かりません。。
ぜひ600万円~700万円相当の車のユーザーの方のご意見を頂きたいです(笑)
マツダ CX-80 インプレッション ~インテリア・車内装備~
次はインテリア。
昨今のマツダ車はデザインが非常に良いですよね。産車の中では最も輸入車に近いデザインだと思います。
デザインに惹かれてマツダに興味を持つ人も多いのでは?
早速CX-80の車内を見ていきましょう。
国産車らしからぬオシャレさ!
今回試乗したグレードが「Premium Sports」であり、タンカラーの内装でした。
いやぁ、、オシャレ!!!
国産車らしからぬ雰囲気が漂っています。ちょっとボルボな雰囲気も感じます。オシャレなリビングにいるかのようです。
センターコンソールも存在感があって高級車を感じさせます。
運転席、助手席に独立感があり、センターコンソール上で肘がぶつかってしまうということもありません。
2列目もよさげ。
2列目もベンチレーションがついています。(Premiumグレードは標準とのことでした。エクスクルーシブモードから付いているようです)
なお、Premiumグレードでは全てセンターコンソールが付いて6人乗り仕様。使い勝手でいうとウォークスルーになっている方がよさそうですが、ここは高級感を優先ということでしょうか。
センターコンソールを開けてみると、中敷きもちょっとモコモコした布生地になっていたりと確かに高級感がありました。
後席のエアコンの吹き出し口は目線の高さにしてほしい
これはあくまで私個人の意見ではあるのですが。
後席エアコンは中央部の膝元にあるタイプ(下の写真の赤枠)。
個人的には写真の黄色枠の位置にあるともっと便利なのになぁと感じます。
例えばAudi A6シリーズとかだと黄色位置にあったような。
赤位置だと夏であればひざ元なので足が冷えてしまいますし、上半身まで風が来にくいです。
また、小さい子どもをチャイルドシートに載せているような場合、エアコンが赤位置にあるとチャイルドシートが邪魔で冷気が子どもに中々行き渡らないのです。
その点、今のミニバンですと天井側に吹き出し口があるので安心。(冷えすぎには注意ですが)
写真の黄色位置でも問題無いでしょう。
CX-80もそのうち後席エアコンが目線の位置に変わらないかなぁ、、
窓は意外と大きくサンシェード付き!
私が以前乗っていたCX-5は後席の窓がとても狭い印象がありました。
しかし、CX-80は3列目まで長さがあるので後席の窓も大きく作られていて、予想以上に視界が開けて感じられました。
子育て目線でいうと、窓の広さって結構大事。
ただえさえ車の中って座っているだけですし子どもは暇です。動画を見せるにしても車酔いしてしまうかもしれませんからずっと見せるわけにもいきません。
そういう状況において、外の景色をたくさん見られる広い窓は子どもにとって嬉しいアイテムだと思います。
実際に今の車(日産セレナ)になって窓が非常に大きくなり、子どもは明らかに前よりも外の景色を楽しむようになりました。
さて、大きな窓だと気になるのが外からの日差し。
CX-80ではそこもしっかりケアされています。サンシェードが付いています。
高級車の多くに付いているサンシェードがCX-80にもついていると満足度も上がりそう。
3列目は予想以上に快適!
先代のCX-8で評判のよかった3列目の乗り心地。
CX-80でもその乗り心地の良さは引き継がれているとのことでした。
実際に3列目に座ってみて、想像以上にシートがしっかりしていて驚きました。
USB-Cの給電やドリンクホルダーもありますし、エアコンもひざ元にあります。
3列目も快適で長時間の乗車でも苦にならなそうです。
3列目へのアクセスは比較的簡単だが、、
快適な3列目には、ウォークスルー以外は2列目の座席を倒して席を前に移動させ、通れるだけの空間を作ってアクセスします。
上の写真の通り、2列目の後ろ側にレバーがあります。
これのレバーを倒すと「先に背もたれが前に倒れて」、その後に座面を前に押すことで2列目が前に移動して3列目に繋がる道が出来る、という具合です。
多くの人はこれで問題ないのでしょうが、チャイルドシートを利用する子育て世帯の人には結構困ることがあります。
CX-80でチャイルドシートを使うとなると2列目になります。
つまり、2列目を移動させる際に「先に背もたれが前に倒れて」からシートを動かすとなると、チャイルドシートが邪魔になってしまうのです。
例えば今のミニバンだと、2列目の座面の角度を変えることなく座面ごとそのまま前後に動かせます。
チャイルドシートを載せたままでも問題なくシートを動かせるわけです。
3列目を利用する度に2列目のチャイルドシートを取り外していては中々大変です。
ぜひとも背もたれの角度はそのままに2列目シートを動かせるようにしてほしいなぁ、と思います。
サンルーフが大きくて開放感抜群!
CX-80にはオプションでサンルーフを選べます。
このサンルーフがかなり大きくて開けると車の中の雰囲気が一気に開放的に。
(肝心のサンルーフを開けたときの写真を撮り忘れた!!!!)
1列目の頭の真上から2列目に掛かるくらいまでの長さがあって、かなり大きいです。
車の中はどうしても閉鎖的になりがちですが、これだけ大きなサンルーフがあると閉塞感も感じにくくてよいですね。
ただし、夏は大変。これだけ大きなサンルーフですから車内は暑くなるそうです。(by営業さん)
カバーも触ってみるとハードカバーというわけではなく、柔らかくてパカパカしてました。
恐らく夏はクーラーをガンガンかけないと冷えないんだろうなぁと想像します。
開放感と夏の暑さ、どちらを取るか悩みますね。(ちなみにPremiumグレードは標準装備のよう。メーカーオプションだと12万円でつけられます)
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まとめ
以上、CX-80の試乗インプレッションでした!
元CX-5オーナー、現日産セレナe-Powerオーナーの私目線でのちょっと変わったレビューだったかもしれませんが、いかがでしたでしょうか。
CX-80のようなオシャレで大人な車を子育て目線で語っている記事や動画はあまり見ません。
しかし、3列シートSUVであれば家族で利用するケースも多いでしょう。
もし小さなお子さんがいる方でCX-80が気になる、という方にはぜひご参考にして頂けたら嬉しいです。
私も次の車にCX-80を選ぶ可能性は大いにあります。(選びたい)
まだその時は子どももジュニアシートを使っている可能性がありますから、この記事で言及した2列目の動かし方も気になるだろうなぁ、と妄想しています。
さて、最後にちょっと宣伝です!
このブログは家づくりがメインではありますが、私自身がクルマが好きということもあって車の記事もいくつかあり、Kindle書籍にもしてしまいました。
タイトルは、『ミニバン嫌いが選んだミニバン』。
まぁどのミニバンを選んだかはここまで記事をお読み頂いた皆様にはお分かりかと思いますが、ミニバンを選んだ経緯や今のミニバンの何がすごいか、余すことなく語っています。
車がお好きな方はぜひお手に取って頂き、暖かい目でご覧頂ければ嬉しいです。
マツダが満を持して発表したラージ商品群の最新作CX-80。
価格もこれまでのマツダ車を大きく超えますが、それだけの価値がある車だと思います。
この記事を読んで頂き興味が湧いた方は、ぜひ試乗に行かれてみてはいかがでしょうか。