株式投資を始めてから色々と投資方法を試行錯誤してきましたが、上手くいかなかった(少なくとも私には合わなかった)投資方法をご紹介します。
- 株式投資を始めたばかりで方針が定まっていない
- 巷で言われている投資方法の実際のところを知りたい
- 投資の失敗例を知りたい
といったお悩みを解決します。
この記事を読めば、投資の失敗例や巷でよく聞く投資方法の実際のところを知ることができます。(あくまで私の失敗例なので、全ての人に当てはまるわけでは決してありません。。!)
こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。
今回は、この記事を執筆している2022年4月時点で株式投資歴2年弱の私が、今まで色々と試行錯誤する中で失敗してきた投資方法について、ご紹介したいと思います。
昨今、楽天証券やSBI証券などのネット証券のおかげで以前よりも株式投資が簡単に始められるようになったと思います。また、1株から投資できるような証券会社もあり、金額的ハードルも下がったと思います。実際、ここ数年で証券口座の開設数も激増しているそう。私もその中の一人なのですが。。笑
投資歴2年弱なんで私自身まだ投資初心者なのですが、色々ネットや書籍を参考にしながら試行錯誤してきました。しかし、自分で試す中で上手くいかなかったやり方がいくつかありました。
株式投資を始められた方の中には、以前の私同様に投資戦略が定まらずに困っているという方もいらっしゃると思います。投資方針が決まらないと損しては他の方法を探る、というのを繰り返しがちです。
株式投資では常に利益が上がることはありませんので、損が出たら投資戦略を変えるというのは本質的ではありませんし、なにより自分の納得する投資戦略で腰を据えて投資に向き合えないのは気持ち的に落ち着きません。
私も投資を始めてすぐは色々な方法を試してはやめるを繰り返してきましが、最近ようやく落ち着いてきました。米国株投資なのですが、今の投資戦略等については別の記事で書いてみようと思います。
この記事では、私が試して上手くいかなかった投資戦略をご紹介します。投資初心者の方々には、投資戦略をご検討の際にこちらの記事がご参考になれば幸いです。
なお、ここまで書いておいてですが、今回ご紹介する私の投資失敗例はあくまで”私の”です。全ての方に当てはまるとは限りません。どのような投資戦略を取るかは最終的には自己責任。そこはご承知おきください。
投資を始めて2年弱での私の投資失敗例4選!
では、これまでの私の株式投資で上手くいかなかったと思うことを今回は4つご紹介します。
- 少額なのに分散投資しすぎ
- 小型株投資
- 投資方針がバラバラ
- 日本株以外に目を向けない
少額なのに分散投資しすぎ
冒頭でも書きましたが、昨今は少額から投資を始められるようになりました。特に日本株って基本的に100株単位でしか購入できない中で、例えばSBIネオモバイル証券のように一株から購入できるのはありがたいですね。
また、株式投資はいつも利益を得られるわけではなく、株価が下がれば損をすることもあります。そこで出来るだけ損を少なくする方法として、色々な企業に投資する分散投資がよく挙げられます。
特定の銘柄に一極集中で投資をすれば、その銘柄の株価が大きく上がれば大きな利益を得られますが、下がれば大きな損失となります。しかし、複数銘柄にばらけて投資をすれば、ある銘柄で損をしても分散しているのでその影響もある程度抑えられるというもの。
しかし、それはある程度まとまった資金で資産運用している場合だと思うのです。
そもそも投資資金が小さいうちは(投資資金が数百万円まで?ここは人によって考えが違うかもしれません)、損をしてもそこまでダメージは大きくありません。逆に、少額での投資で分散投資をしていても、損は小さいかもしれませんが、利益もほとんどなく、資金を増やすことは中々できません。
私も投資を始めてすぐは気になった色々な株を手あたり次第に買っていました。確かにそれぞれで株価が下がってもその悪影響は微々たるものでしたが、株価が上がっても自分の資産への影響は同様に微々たるもので、資産が増えるということはほとんどありませんでした。。
ということで、投資資金が数百万円のうちは(普通数百万円というと大金ですが、株式投資による資産運用ではまだ少額のうちに入ると考えています)、余り銘柄を分散しないで自分の決めた銘柄に集中投資するのが、資産を増やすうえではいいのかな、と思います。
投資方針がバラバラ
どういった銘柄に投資するか、というのを決めずに手あたり次第に気になった銘柄に投資をしていくと上手くいきません。
投資する銘柄を選ぶ切り口としてはたくさんあると思いますが、私はこれまで下の切り口で考えてきました。
- インカムゲイン(=配当益など)狙いかキャピタルゲイン(=値上がり益など)狙いか
- 小型株なのか大型株なのか
これらの方針が決まっていないと、どういった企業にどれだけ資金を集中させて投資すべきか、どんなタイミングで株の売買をするのか、が全く定まりません。これって結構致命的だと思います。。
試行錯誤しながらでもいいので(ただし、一度方針を決めたらある程度の期間辛抱してやってみないと、その方針が自分に合っているか否かは分かりません)、自分に合う方針をじっくり考えていきましょう。
では、上であげた2点について、少し深堀してみます!
インカムゲイン?キャピタルゲイン?
まず株式投資の利益をどういう形式で得るのか、について。これは投資の仕方に関わると思います。
配当益などのインカムゲインを狙う場合は、配当利回りの高い、いわゆる高配当株の銘柄を購入します。どれくらいが高配当株かというと、利回りがだいたい4%以上のものを指すことが多そうです。
で、高配当株は株の売買というよりもコツコツと株を買い足していくことを考えます。配当金は保有株数によって変わるので、保有株数が多いと配当金も多くなります。
例えば、今私は”ENEOSホールディングス(5020)”を1300株保有しています。この記事を執筆時点で株価は451.5円で配当は22円/1株。配当率は4.87%の高配当株です。
ちなみに配当は1年に2回あるので1回あたりは11円/株。1300株だと14,300円(税引き前)になります。これを年に2回受け取ることができます。
インカムゲインを狙うというのはこういった配当による利益を狙うことです。
一方でキャピタルゲインを狙う場合は、株価が低いときに購入し、株価が高くなったら売る、といったシンプルな戦略ですね。
この株価の売買を的確に行うことが出来れば、インカムゲインの狙いの投資よりも大きな利益を得られる可能性があります。ただし、買い時/売り時を間違えれば損することにもなります。
株価が低いときに買い、高いときに売るというのは非常にシンプルなのですが、いつが買い時でいつが売り時かの判断はある程度の知識・経験が必要だと思います。
ちなみにデイトレードというのを聞くことがありますが、これは一日のうちに株の売買を頻繁に行います。キャピタルゲインを狙った投資ですね。
ここまでご説明した通り、インカム/キャピタルゲインのどちらを狙っていくかによって投資行動も変わります。
小型株?大型株?
投資対象を小型株とするか大型株とするかも大事だと思います。
東証株価指数を構成する銘柄のうち、時価総額(=株価×発行済株式数)と流動性の高い(=売買がたくさんされる)銘柄上位100位を大型株、大型株について高い400銘柄を中型株、それ以外を小型株といいます。
色々な書籍やネットの情報を見ると、特に小型株というと時価総額2~300億円より小さい会社を指していることが多いようです。トヨタ自動車の2022年4月時点での時価総額は約36兆円なので、それと比べると0.1%以下くらいの小規模の企業です。
今、大企業となった会社も最初は小規模な会社でした。同じように、今小規模の会社であっても将来的に大規模に成長する可能性を秘めた企業はあります。
そういった将来性を見越して投資するのか、はたまた既に成熟した大企業に安定性を求めて投資するのか。
投資対象の規模によって投資を決断するまでの準備や投資額など、投資の際の行動は異なります。
小型株投資
小型株投資は自分にとって難しい投資方法でした。
上でもご紹介しましたが、小型株投資は今は企業規模が小さくても将来的に大企業に成長する可能性を秘めた銘柄に投資すること。
的確に成長企業を見極めて投資できれば、大きな利益を得られるでしょう。もし、ちゃんと見極められれば。。
しかし、成長の可能性のある会社を見極めるのは非常に難しいです。世の中の情勢や今後のトレンドの判断、決算書等を読み解いてその企業の状態の正しい判断が必要です。ちなみに、景気状況や金融政策、市場の動き、その企業の業績等から投資対象を分析することをファンダメンタル分析と言います。
また、株価の値動きからその先の株価の動きを予想することをテクニカル分析と言いますが、小型株だとセオリー通りに株価が動かない可能性があります。何かのきっかけで急に株価が上昇したと思ったら、逆に急落することがあったり。
世の中のトレンドや業界、事業内容、業績的にこの会社は伸びる!と思ったり、株価の推移からして今後上がる!と思っても、大きなリターンをいつ得られるかは分かりません。半年後に株価が伸びるのか、1年後か、5年後か、10年後か。。
ファンダメンタル/テクニカル分析により投資対象を選ぶには知識と経験が必要です。で、これらの分析がある程度できるようになったとしても、小型株はこの分析の通りに値動きしない可能性があります。
実際、私もその会社の業界や値動きなどを調べてここだ!と思って投資した会社がいくつかありましたが、株を購入してすぐに株価が下がってずっと戻ってこなくて、たまらず売ってしまったりしました。〇〇年後に、どれくらい株価が上がるはずだ!という確固たる出口戦略がちゃんとあれば我慢できるのでしょうが、私の場合は中々そこまでの自信は持てず、我慢して投資することは出来ませんでした。。
ということで、特に投資初心者の方は投資に慣れるまではある程度のセオリー通りの値動きをする、規模の大きな企業の株を購入することから始める方が良いのかな、と思います。
日本株以外に目を向けない
日本株だけに固執していたのもよくなかったと思います。
当然ですが、株式会社は日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、中国など世界各地にあります。
そして楽天証券などであれば、日本株だけでなくアメリカや中国の企業の株を購入することができます。
個人的におすすめなのは米国株です。その理由は以下の通りです。
- 日本市場と比べて米国市場は歴史が長く環境が整っている
- 中長期で見ると米国市場は成長を続けており、今後もその可能性が高い
- 日本企業と比べて配当率が高く増配を続ける企業が多い
- 魅力的なETFが多い
日本に住んでいる私にとって、日本企業は見知った企業が多く身近で安心感もありました。しかし、株式市場として歴史が長いのは圧倒的に米国市場です。株式会社の数もバリエーションも米国市場の方が充実しており、日本市場よりも環境は整っています。
また、これまでずっと成長を続けているのも米国市場。世界の市場の中心であり続けており、今後もそうである可能性が高いです。日本も先進国であり安定した企業も多いのですが、市場全体として30年ほど前から大きな成長はありません。
一方、米国企業は日本企業と比べて株主還元の考えが強く成長を続ける企業が多いです。よく聞くGAFAM(Google,Apple,Facebook,Apple,Microsoft)なんかはその最たる例ですね。
また、この記事の冒頭でもお話しました配当についても、条件がよい企業が米国にはたくさんあります。
何十年も増配し続けている企業だとか、高い配当率をキープし続けている企業だとか。逆に配当がないもしくは微々たるものでもそれを事業拡大に全振りして成長を続ける企業であるとか。
株主還元のやり方は様々ですが、色々な形で株主にとって恩恵のある銘柄が米国には多いと思います。
また、配当について言えば年4回の配当がある企業が多いこともよい点です。日本企業は年2回のところがほとんどですしね。
また、個別株だけでなくETFも色々な種類があり投資しやすい環境があります。ETFとは”Exchage Traded Funds”の略です。直訳すると上場投資信託です。
日本の日経平均株価やアメリカのS&P500などの投資のおける指数と連動する運用成果を目指した商品です。投資信託なので投資の専門家に変わりに運用してもらうわけですが、一般的な投資信託と比べて信託手数料が低いことが特徴です。
投資信託なので複数企業のパッケージになっており、ETFの商品一つを購入するだけで分散投資になる一方、普通の株式投資のようにETF自体に値動きがあり、個別株同様に自分のタイミングで売買ができます。
また、配当もあります。配当も米国の個別株同様に年4回あるものがほとんどですが、中には毎月配当のあるETFもあるなど、バリエーション豊かです。調べてみると面白いですよ^^
さて、このように個別株にETFと魅力たくさんな米国株ですが、以下のような注意点もあります。
- 配当には米国での課税10%と日本国内の課税20%がある
- 為替の影響を受ける
米国株で得られた配当金は米国で10%課税されたうえで、更に日本で約20%の課税がされます(確定申告により外国税額控除することで米国で引かれる10%分の一部を取り戻すことは出来ます)。
日米で約30%弱の税金を引かれてしまいます。
また、これはメリットでもありデメリットでもあるのですが、ドル-円の為替の影響を受けます。米国株の値動きだけでなく為替も注視しながら売買する必要があります。
ただ、それ以上に高い配当率や多い配当回数など、米国での課税を補う大きなメリットがあるのかな、とは思います。
私は株式投資を始めて1年ほどは日本株しか購入していませんでしたが、米国株の魅力を知るようになってからは、米国株中心に投資を続けています。
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まとめ
今回は、これまで約1年半の私の株式投資の中で上手くいかなかったことをいくつかご紹介してきました。
巷には株式投資に関する本が溢れていますが、その中にも自分の性格や方針に合ったやり方、合わないやり方があります。色々と自分で試行錯誤するのも良いと思いますが、出来るだけ失敗少なく投資したい、という方にはこちらの記事をご参考にして頂ければ嬉しいです。
では今回はここまで!また次回よろしくお願いします!

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