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三井ホームの全館空調 スマートブリーズワン 徹底解剖!~施主が”実際のところ”を語る~

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目次

施主が思うスマートブリーズワンのメリット

ここからはスマートブリーズワンを実際に使っている私が思う、スマートブリーズワンのメリットをご紹介します。

項目を上げれば多くはありませんが、圧倒的なメリットだと感じています。

屋内が快適な温度に一定に保たれること

全館空調そのものの機能ですが、屋内が快適な温度に保たれることは何よりもメリットです。

リビングなどの居室はもちろん、玄関だろうが廊下だろうがどこも同じ温度というのは本当に快適です。

夏にリビングは冷えていても玄関に出るとメチャクチャ暑い、、というのが本当に無いのです。これは体感しないとちょっと想像できないレベル。

一度全館空調のある家に慣れてしまうと、特に夏や冬に全館空調の無い家で過ごすのが不快に感じてしまうのがデメリットですかね。。笑

ここで、全館空調でよかったと思ったエピソードを一つ。

私には0歳の娘がいます。

夏にベビーカーで外出して帰宅した時に、娘はベビーカーで寝てしまっていました。

本来なら暑い玄関に置いたままにはできないので、娘が泣いてしまうこと覚悟でベビーカーから下ろしてリビングに連れていきます。

しかし、我が家は玄関まで涼しいので、そのまま起きるまでベビーカーに乗せたまま玄関に放置!(笑)

全館空調のおかげで快適な温度に保たれる玄関

子育ても楽になる全館空調に感謝です。

従来と比べてあらゆるコストが低いこと

コストが安いことは、やはり非常に大きかったです。

まず、イニシャルコストは従来から70万円安いわけですし(私は商品リリース直後だったので更に30万円安く採用でkました)、明らかに全館空調を採用するハードルは低くなりました。

また、従来のエースとプラスは毎年メンテナンス費用が約2万円掛かるのですが、ワンはそれが掛かりません。

その代わり自分でフィルター掃除などのメンテは必要なんですけどね。

電気代は気候の穏やかな季節だと4,000円前後、夏・冬でも16,000円とわりと安いです。(居住地、間取り、家族構成等によって変化するのであくまでご参考に。私は東海地方で4人家族です)

全館空調はルームエアコンと換気システムの2つで成り立つといいましたが、特にルームエアコンでの消費電力が季節によって大きく変わります。電気代のばらつきはやはりルームエアコンの影響ですね。

換気システムは1年通して消費電力はそこまで大きく変わりません。

太陽光発電とセットだと更に良いですね。全館空調は常時稼働が基本ですが、少なくとも日中は太陽光で使用電力を賄えるので相性抜群です。

本ブログでは電気代も公開しています。ご興味あればご覧ください!

「未来発電」などの初期費用0円で採用できるサービスもあるので、ぜひ積極的に太陽光の採用を検討してみてもいいかと思います。

未来発電については、【初期費用0円で太陽光発電を導入!!】未来発電(=LIXIL建て得バリュー)のメリットとデメリットや、LIXILの建て得でんち徹底解剖!建て得でんちは本当にお得なのか??でご紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。

施主が思うスマートブリーズワンのデメリット

ここからはスマートブリーズワンのデメリット。

細々したところから結構大きいものまで。順番にご紹介します。

採用できる条件がある

スマートブリーズワンを採用できる間取りに制限があります。

2023年10月時点で、延床面積が45坪未満の住宅しかスマートブリーズワンは採用できません。

(私が建てた2019年では上限40坪だったので少し緩くなったようです。今後も商品改良によって更に上限が引き上げられるのかもしれないですね。)

夏と冬の湿度管理が難しい

夏と冬とで湿度管理の異なる難しさがあります。

梅雨時から8月辺りにかけては、高温多湿になるのでスマートブリーズワンの除湿機能を使う場面が増えます。

しかし、スマートブリーズワンの除湿機能では室温も下がってしまうため、結構寒くなってしまうことも。

気を付けていないと夏風邪をひく羽目になります(経験者談)。

一方で、エースとプラスには再熱除湿機能があるため、室温はキープしつつ湿度だけ下げることができます。

一方で冬はメチャクチャ乾燥します。

冬は湿度が30%台はよくある。非常に乾燥する
12月の我が家の温度&湿度

そのため、冬は加湿器を別途用意する必要があります。我が家は加湿器を3つ持っていて、冬には1階に1つ、2階に2つ使います。

ちなみに、、我が家の寝室に置いている加湿器はこちらです↓

何よりも静かなのが気に入っています。寝室で使用しても気になりません(^^♪

かつ、結露して水滴が出来たりしないので衛生面でも良いと思います(気化ハイブリッド式)。我が家の寝室の床はカーペットなので、特に水滴が出来ないのはありがたいです💦

メンテナンスもそこまで手間はかかりません。結構コスパの高い一台なのでは、と思います。

大体は加湿器で事足りますが、それでも乾燥が気になるときはマスクをしながら寝たりもします。

冬季は乾燥がネック、ということを覚えておいてください。

夏と冬の全館空調の使い心地についてはこちらの記事を参考にして頂ければ!

フィルター掃除がちょっと手間

スマートブリーズワンは施主のフィルター掃除の負担がエースやプラスと比べると少し多いです。

施主自身がある程度の頻度で掃除する必要のあるフィルターは主に3つ。

  • 粗塵防虫フィルター(@給気清浄フィルターユニット)
  • 換気扇フィルター(@機械室)
  • 吸込みグリル

粗塵防虫フィルターは外気が最初に通るフィルターなので、虫が付きます。

給気清浄フィルターユニット
斜めに付いているのが粗塵防虫フィルター

もう一度言います。虫が付きます。

自然豊かな場所に住んでいる方で虫があまり得意でないという方。特に夏はちょっと覚悟した方がいいかも。

私は住んでいるのは郊外でそこまで自然豊かな場所というわけではありません。ただ、夏には体長1cm前後の虫がフィルターにそこそこ付いています。

もし虫が張り付いた写真が欲しい!という方はご連絡ください、、笑

他の2つのフィルターも1か月~3か月に1回くらいは掃除した方がよいです。ホコリがかなり溜まります。

フィルター掃除については【スマートブリーズワン】全館空調のフィルター掃除してみた!で詳しくご紹介しています。ご興味あればぜひご覧ください!

各居室での温度調節がやりにくい

各居室で直接的な温度調節は出来ません。

出来るのは風量の「強弱」のみ。これで結果的に温度を調節することになります。

スマートブリーズワンの風量スイッチ

スマートブリーズワンはエースやプラスと比べると若干温度ムラがあります。

例えば真夏に1階と2階にいると、2階の方がちょっと暑く感じることがあります。

そういった時に2階の人に合わせて全館空調の温度設定を下げると1階の人が少し肌寒く感じるかもしれません。全館空調の難しいところですね。

風向の調整が限定的

ダクトから各居室には下のようなルーバーを介して空気が届きます。

各居室にある全館空調の給気口のルーバー

全館空調の風向はこのルーバーの向きによって変わります。つまり、4方向に手動でしか変えることが出来ません。

変えたいときは、ルーバーを外して任意の方向に付け替えます。

ドアの下に隙間がある(音漏れ・光漏れ)

全館空調は建物全体の空気を換気システムによって入れ替えます。居室内の空気も換気する必要があるので、ドアの下には隙間があり空気が通るようになっています。

全館空調のある家にはドアの下に隙間がある

上の写真だと、高さ2cmくらいの隙間があります。

私には2歳の子どもがおり、今も寝かしつけが必要。

そんなとき、1階の生活音や0歳の娘の泣き声(ギャン泣き時)が気になることがあります。

また、光も漏れ入ってくることが。

子育てするときにもしかしたら気になることがあるかもしれませんね。

ルームエアコンもしくは換気システムが壊れると一気に困る(だろう)

スマートブリーズワンは1台のルームエアコンと1台の全熱交換気システムで成り立っています。

で、これらで適温かつキレイに清浄された空気が家中の各所にダクトを通って届けられます。

その仕組み上、ルームエアコンや換気システムのどちらか一つが壊れると一気に不便になります。

スマートブリーズワンの保証期間が10年ということなので、10年を超えると故障するリスクが一気に増えることが考えられます。

なので、特に気候が厳しい夏や冬の前に、スマートブリーズワンの動作を念の為確認しておいた方が安全かもしれないですね。

機械室が必要

スマートブリーズワンではルームエアコンと各居室への給気口の数だけの換気扇が機械室に収納されています。

2階の真ん中あたりにあります。

スマートブリーズワンを選ぶ以上、この機械室は必ず必要となります。

広さは1畳くらいなのでそこまで広くはないのですが、場所には制限があります。

つまり、機械室が家の端にあるとダクトが長くなってしまうので基本的には機械室は家の中央に近い場所に配置されることが多いです。

我が家も最初は家の端に機械室がある間取りだったのですが、途中でその場所だとダクトの配管が難しいということで2階中央付近に変更となりました。

間取りを検討する際は、念の為施主側から機械室の場所を確認する方が良いかもしれません。

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