8/25、子どもが生まれました。3290gの元気な男の子です。出産の振り返り。後編では、入院から出産までの模様を一気にお伝えします。特に、今後出産を控えているご夫婦に読んで頂ければ嬉しいです。この記事を読むと、出産までの心の準備ができるかも。。
こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしをしております、サラリーマンのpepeです。
さて今回は、出産の振り返り後編です!
前編では、予定日前から入院するまでの様子をお伝えしました。
後編となる今回は、入院から長い長い陣痛を耐えた末の出産までをお伝えします。いやぁ、、長かった。
では早速始めます!!
入院生活スタート!長い戦いの始まり。。
まずは抗生物質の点滴
いよいよ入院生活のスタートです。時刻はお昼の1時頃。
入院が決まってから急いでコンビニ買いに行ったお昼ごはんで腹ごしらえです。
妻はおにぎり1個を食べていました。
少ししたら、B群レンサ球菌の抗生物質の点滴のため、助産師さんがきました。
点滴は20分ほど。これを分娩が続く限り、8時間おきに実施します。
私は注射がとにかく苦手です。自分が打たれるのはもちろん、人が打たれているのを見るのもダメです。血が苦手なんですよね。。
で、私の様子を見た助産師さんが「パパさんは血が苦手ですか?それなら立ち合いはやめた方がいいかもです。倒れられても私たちも余裕がないので。。」とのこと。
倒れるほど血が出るのか。。とちょっとビビりましたがせっかく立会いが出来るチャンスを逃すわけにはいかないと思い、「問題ないです~」とにこやかに返しました。心配だったけど。。
そして、この点滴をまさか複数回打つことになるなんて。。この時は夢にも思いませんでした💦
そして、今のうちに陣痛タイマーをチェック。スマホアプリで、陣痛の間隔と長さの履歴を残せます。陣痛の間隔が短くなってきているか、等を確認できます。
夫婦でインストールして連携させることで、奥さんが陣痛がきた/おさまったボタンをタップする度に旦那さんに通知がいきます。その場に一緒にいれば意味はないですが。。(笑)
メンタルの維持も大事
さて、15時辺りになると陣痛が徐々に強くなってきました。この辺りから私も背中をさすったりしてサポートを始めました。
しかし、腰をさすったり姿勢をころころ変えたりしたため、妻は段々気持ちが悪くなってしまったようです。とうとう食べたものを戻してしまいました。。
結局出産の最後まで食べ物は受け付けませんでした(ゼリーとかも無理でした)。出産は体力勝負なだけに食べ物を食べられないのはきつかったと思います。。
そんなこんなで、断続的にくる陣痛に耐えつつ、更に陣痛が強くなってきた20時頃。
一旦助産師さんに子宮口のチェックをしてもらいました。
が、、この時点でまだ開きは4cmほど。昼からまだ1cmしか開いていないのか。。。。
「もっと強い陣痛がこないと、中々開いてこないですね~」との助産師さんからの無情な一言😅
「赤ちゃん生むまで耐えられるかな。。」妻の心が折れかけます。
ここは付き添っている私の出番です。とにかく妻を必死に励まします。普段はネガティブ傾向の私ですが、慣れないポジティブワードを、少ない語彙を駆使して頑張って妻にかけ続けました。
これが功を奏したのか、何とか妻は気持ちを保ってくれたようでした。よかった。。
いやぁ、、こんなしんどいお産を一人で乗り切るのは本当に大変だなぁと身に染みた瞬間でした。この時だけでも自分が一緒に入れてよかったと思いました。
分娩中は体力だけでなくメンタルも弱りがちになるお母さんが少なくないと思います。一緒に付き添う旦那さんは絶え間なく声掛けをしましょう。
絶え間ない陣痛。。気づけば夜が明ける
私がサポートできること
夜が更けてきました。時間が経つにつれて陣痛は強さを増します。一人では中々耐えることが難しい程の強さになってきました。
私がその場にいて出来ることは、声をかけること、背中・腰をさすること、お尻の辺りを押すこと、足をマッサージすることです。
で、お尻の辺りを押すのに重宝したのがテニスボール。大きさがちょうどいいし、硬さも押すのにちょうどいいんですよね。
自前のものもありましたが、産院からも1つ貰えました^^
貰ったやつの方がきれいだったのでそちらを使っていましたが、使っている内にボールが中で半分にひび割れてしまいました。助産師さんごめんなさい🙇
また、さすって欲しいポイントや押してほしい場所はその時にくる陣痛によって変わります。また押す強さもその都度変わります。妻がその都度指示してくれたので、スムーズにサポートできました。ただ強く押すだけではダメなんですね。。
手足のしびれ。原因は??
あと、途中で妻が「手足がしびれる、顔もちょっとしびれる」と言い出しました。えぇぇ、大丈夫??
すぐに助産師さんに相談したところ。過呼吸だと思います、とのこと。強い陣痛が頻繁にくるようになってから、たしかに呼吸が乱れがちになってました。結局マスクをしたり呼吸を整えることで何とか対処できました。
休息はとれない。。?
夜が更けてから夜中の2時くらいになると、より強い陣痛が来るようになりました。
しかも陣痛は強さが変わっていきながらも、その頻度は最初から1~3分前後で常にきています。そう、まとまった休みを取れるタイミングが全くないのです。これはかなりきつい。。
夜中になっても中々眠ることが出来ません。勿論のこと、サポートする私も同じです。体力勝負というのはその通りでした。
・テニスボールは重宝します。マッサージの場所や加減は奥さんの声を聞きましょう。
・過呼吸には注意!
・断続的に陣痛がくる出産は、やっぱり体力勝負。長引けばなおさら!
陣痛促進剤投入!そして。。
陣痛を我慢して我慢してやっと登場した陣痛促進剤
結構極限に近い状態で夜が明けました。ふらふらになりながらも陣痛に耐え続けていました。
そんな中、再度の子宮口チェック。この時点で8cmくらいに広がっていました。目安は10cmなので、もう少しです。
が、妻の体力も限界に近く、陣痛が弱まってきていました。ある程度の強さの陣痛が来ないと子宮口も開きにくいのです。
これ以上長い時間を掛けてもスムーズに子宮口が開いてこない、ということで、いよいよ陣痛促進剤を投入することになりました。
30分で10mlずつ促進剤を点滴します。効果が出るまでは少し時間が掛かるとの事でした。
陣痛促進剤を投与してすぐのタイミングは、さっきまで頻繁にきていた陣痛がもはやぱったりと来なくなっていました。。
早く生みたい~~~と妻が言っている内に、待ちに待った陣痛が。
そしてその時が来た!
陣痛が始まってすぐに再度の子宮口のチェック。この時にはやっと8cmくらいになっていました。
そして、この時に少し破水しているようです、との事でした。「破水」という言葉をどれだけ待ったことか。。
でも「少し」だったので引き続き陣痛と戦います。次第に促進剤の効果でこれまでより強い陣痛が来るようになりました。妻にとって苦しい時間がやってきます。
私も付き添って必死に背中・腰をさすったりお尻を割れたテニスボールで押します。そして1時間後。
突然妻が「うわあああああぁぁぁ!!!」と叫んだかと思うと、身体をくの字に折り曲げました。
ただならぬ様子に、私も焦ります「どうした!?」
「何か出てきたかも、、ドロッとしたやつ」
。。。それって破水ちゃうの!?
慌ててナースコールしました。
分娩室にて。
私たちの慌て様とは対照的に、入室した助産師さんは「破水してますね~ではちょっといきんでみましょうか~」と落ち着いた様子。さすが百戦錬磨の助産師さん。
少しいきんで赤ちゃんの頭のてっぺんが少し見えるまでその場で頑張り、分娩室に移動しました。
分娩室は、私たちの居室の廊下挟んですぐ目の前。妻も歩いて分娩室に向かいました。そのまま分娩台も自分で上がります。
いよいよ最後の戦いです!!
いきんではちょっと休む、の繰り返し。赤ちゃんも頭が少し見えては、すぐに奥に引っ込むの繰り返しです。
頭が少し出てきたら段々と引っ込まなくなるとのことでしたので、最初が頑張り時です。
少しずつ、でも着実に頭が出てきました。髪の毛がちょっと見えます!
でも、頭は赤ちゃんでも一番大きい部位です。それを押し出すのはお母さんにとっても一苦労。妻もこれまでとは違って苦しい表情&声をしています。
傍で見守る私に出来ることは声掛け、うちわパタパタくらいです(お水は飲む余裕がなかった)。
しかし、何とか、四苦八苦してようやく頭が見えてきました。私も必死に声掛けします。
そして。。。頭が出ました!!
ここからは早かった。次に肩が出たと思ったら一気に全身がスポーンッと出てきました。
そして響き渡るペペ太郎の泣き声。やっと生まれた。。。
泣き声を聞いた時の安堵感たるや、、中々言葉では表現できません。本当に良かった。。
3290gの元気な赤ちゃんです。
陣痛が来てから約30時間、分娩室で1時間の長い長い出産となりました。母子ともに健康で何より😌
あ、ペペ太郎が生まれた後、へその緒と胎盤が出てきます。胎盤は中々、、これこそ血が苦手な人は覚悟して見た方がいいかもですね💦
でも、これが直前まで赤ちゃんを守っていたものです。ちゃんと袋になってました。赤ちゃんも窮屈だったろうなぁ。
分娩室に入ればあと少し!旦那さんは奥さんへの声掛けなど、奥さんを目一杯応援・サポートしましょう
まとめ
今回は前編に引き続き、出産の振り返り後編~入院から出産編~をお届けしました。
コロナ禍の今、立会いできる産院は少ないのかもしれませんが、もし出来るならした方が良いと思います。
新しい命が生まれる瞬間に立ち会うという経験はやっぱり代えがたいものだったと、振り返れば強く思います。
旦那さんは自分のお腹で赤ちゃんを育てることはないので、赤ちゃんが生まれても中々父親の実感が湧かないという話を聞きます。
しかし、出産に立ち会ってギリギリの状態で頑張る奥さんと赤ちゃんを目の当たりにすれば、今後の子育ても自分ごととして思えるようになるだろうな、と感じました。それほどに立会いの経験は自分にとって大きなものになりました。
血が苦手な私でも大丈夫だったので、旦那様はぜひ立ち合いにチャレンジしてみては。。?(私が平気だったのは、妻への声掛けに必死だったのと、妻の頭付近にいたので下半身の方は見えにくかった、というのがあります)
では今回はここまで。また次回宜しくお願いします!
にほんブログ村