私が株式投資を始めて1年半。これまでの私の投資方針について振り返ります。
- 他の人の投資方針のリアルな考え方を知りたい
- 色々な人の投資方針を知りたい
- 投資方針を変える理由を具体的に知りたい
といったお悩みを解決します。
この記事を読めば、特に株式投資を始めたばかりの方に向けて、投資方針の参考になるかもしれません。
こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。
今回は投資を1年半続けた今の私の投資方針についてお話したいと思います。
私の株式投資の目的は自分の資産を増やすことなのですが、株式投資って、
- たくさんの投資先があってどれに投資すればいいかわからない
- 投資先は日本だけでいいのか
- 値上がり益狙い?配当狙い?それとも優待券狙い?
- 資産を増やすのに一番良い投資方法が分からない、、、
等々、わからないことだらけではないですか?特に投資を始めたばかりの人!
世間でこれが良い投資方針ですよ!と言われていることも、小型株が良いと言っている人もいればある程度規模の大きい企業に投資した方がいいと言っている人もいて、結局どれがいいか分かりません。
つまり、絶対的に良い投資方針というのはなく、あなたにマッチした投資方針があなたにとっての良い投資方針なのだと思います。
そして、自分にとってマッチしているか否かは、実際にやってみないとわからないと思います。
そこで今回は、私のこれまでの投資戦略の紆余曲折を具体的にお話したいと思います。
なぜこの戦略を取ったのか、どうして戦略を変えようと思ったのか。特に投資を始めたばかりの方が自分の投資方針を決める際のご参考になればうれしいです。
これまでの私の投資方針の紆余曲折
では私のこれまでの投資方針についてお話したいと思います。
とりあえず知ってる株、気になった株を買う
株式投資を始めて最初にどんな株を買おうかなぁと思い、とりあえず知っている株に目を向けてみました。
この時は株式投資の経験が全くない状態でしたので、まずは何でもいいから少額で買ってみて、株価がどのように動くのか、資産がどのように増減するのか見てみる、という感じでした。
で、買ってみたのは自分が知っている比較的規模の大きい会社でした。
株価の動きを見ながら株の売り買いをして利益を作るデイトレード的なこともやってみました。
で、やはりデイトレードは自分にはできない!と分かり、更に何も知らずにただ知ってる株を買ったり、気になった株を買ったりするだけでは中々資産は増えないものだなぁ、という当たり前のことを悟ったのでした。
これから株価が上がるであろう業界の小型株を買う
投資を始めて数か月経ったところで、投資に関する書籍やyoutubeをよく見るようになりました。
その中で、であったのが「小型株集中投資」という言葉です。
小型株集中投資とは、現時点で企業規模が小さいが事業内容や業界的に今後大きく伸びることが予想される企業に集中して投資することです。
確かに将来成長する企業を的確に見極めて投資できれば、大きな利益を得られる可能性が高いでしょう。
しかし、いつどれだけ成長する可能性があるかを根拠を以って予測することは、投資初心者である私にとっては非常に難しかった。。
また、いつ株価が伸びるかわからない企業を我慢して持ち続けることも非常にストレスになりました。
ということで、特に深い経理知識や株式投資の経験が無いままに小型株に手を出すのはあまり効率的ではないと悟りました。
大企業の日本株を買う
さて、小型株投資はちょっと難しいと思った私が次に試したのは大型株です。
やはり株価の動きが読みやすいことが大きいです。世の中の動きに比較的素直に株価が反応してくれます。
今もこの時期に購入した日本株は持ち続けており、例えば石油元売り業界大手のENEOSホールディングスや大手半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスなどがあります。どちらも業界大手です。
ENEOSはここ数年配当を徐々に増やしており、配当率も4%以上と高い水準にある高配当株。また、石油元売りの大手でありながら、今後の脱炭素社会に向けても水素エネルギー関連の技術投資やその他様々なエネルギーへの投資を続けています。こういった観点から今後も業界を引っ張っていく企業の一つでは、と思い投資をしています。
ルネサスエレクトロニクスは今後大きな成長が期待される半導体業界の大手企業であり、また、ここ数年で事業体制を再構築するなど今後更なる成長が見込めるだろう、と思い投資しています。
いずれにせよ、大企業であり経営基盤がしっかりしていること、また、株価がそこまで高くなく、100株単位でも購入しやすい企業であったことが自分にとって大きかったと思います。
また、これらの企業の他にも、ENEOS同様配当利回りの高い三菱HCキャピタルなどにも投資をしています。
高配当株&高配当ETFに偏った投資
日本株でも上でご紹介したENEOSのような高配当株に積極的に投資していました。
また、途中から米国株ETFにも興味を持ちだし、いくつか投資をするようになりました。
少し話が逸れますが、、ETFとは”“Exchange Traded Funds”の略で、和訳すると上場投資信託です。
投資信託同様に、複数の企業がパッケージになった商品であり、ETFの商品を1つ購入すると複数企業に分散投資することができます。しかし、投資信託と違うのは、普通の銘柄同様にデイトレードできること。ETFの株価変動を見ながら自分のタイミングで売買できるのです。
投資信託同様、信託手数料がかかりますが、手数料が非常に安い商品もたくさんありますので、結構お手頃だと思います。
特に米国ETFは商品のバリエーションが豊富なのも魅力。個別株同様に定期的に配当金の出る商品もあれば、配当金は少ない、もしくは無いけれども株価上昇に振った商品など様々です。
で、私は定期的に資産を得られる配当重視の商品を多く買っていました。少しずつ、でも確実に増えるのが個人的に好みだったのです。
しかし、私のそもそもの投資目的は、やはり資産を増やすこと。というか、株式投資をする人の目的はだいたいそうだと思いますが。。
で、資産を増やすことを考えたときに配当による資産増大って実は効率が悪いんです。
配当には、「税金」がかかるのです。。!特に米国株の場合は外国税10%を引かれたのち、日本でさらに20%が引かれます。約30%も税金として引かれてしまうんですね!税金高い!
配当の高い銘柄は株価の上昇自体はそこまで大きくない場合が多いです。その為、配当重視の資産形成の場合資産の増大は配当によるものが大きいのですが、その資産の増大元の配当に税金が掛かってしまうのでは、資産の増大スピードが遅くなってしまいます。
ある程度まとまった資産があって、資産の増大が目的ではなく配当金生活が目的ということであれば、もちろん高配当株/ETFでよいと思いますが、まだ資産を大きく増やす段階であれば普通に値上がり益を狙った投資方法が良いのかなぁと思います。
ということで、今のところは高配当個別株/ETFの一部を売却してキャピタルゲイン狙いの銘柄/商品にシフトを図っています。
私の今の投資方針
さて、ここまで投資を始めてからの私の投資戦略の右往左往の模様をお話してきました。
その変遷を経たうえでの今の投資方針について改めてお話します!
結論から言うと、購入済みの日本株はそのままに米国株ETFを買い増しています。なお、買い増している米国株ETFは高配当ETFからQQQやSMHなどの値上がり益を狙ったETFがメインです。
日本→米国にシフト
これまでの投資方針の紆余曲折でもお話しましたが、今は基本的に日本株よりも米国株を中心に買い増しています。
ただ、先にご説明したENEOSホールディングスとルネサスエレクトロニクス、三菱HCキャピタルはそのまま持ち続けています。特に、ENEOS及び三菱HCキャピタルは高配当株であり、買い増してきた株は配当金目的で持ち続けようと考えています。ただし、この先株価が著しく上昇したら売却の可能性もあります。
ルネサスエレクトロニクスは現状配当がありませんので、ある程度値上がりによる利益が出たら売却を考えています。
で、今のところ日本株はこれらの銘柄以外に買い増しの予定はありませんし、これらの3社についても今後買い増すかは分かりません。
さて、話が逸れましたが、日本→米国にシフトしたのは、次の理由からです。
- 米国市場が今後も成長を続けると思ったから
- 米国企業の多くが株主還元意識が高い
- ETFのバリエーションが豊富
- 円資産だけでなくドル資産も持つ(分散投資)
人口増加が続き市場規模も引き続き拡大するであろう米国市場は、今後も成長が続くのではと思っています。ただ、これまでの米国一強の状態ではなくなる可能性も高いので、私が死ぬまでの間ずっと米国優勢かは、、、分かりません。。
米国企業の多くは株主還元の意識が高いです。例えばそれは配当にも表れています。日本企業は年2回ですが、米国企業の多くは年4回の配当があります。また、何十年という長期間にわたって増配を続ける企業も複数あり、日本に比べて株主に利益をしっかり還元している企業が多いのが実際のところです。
また、この次にお話しますが、ETFのバリエーションが多いのも魅力だと思います。配当が充実しているもの(配当率が高い、配当頻度が多い、等々)、”GAFAM”を含む成長企業に分散投資できるもの、など様々で、自分の方針に合ったETFが見つけやすいです。
また、米国株に投資することでドル資産を持つことができます。これは円という通貨だけでなくドル通貨にもリスク分散している、ということですね。2022年4月24日現在、絶賛円安が進んでいますが、円安前に購入した米国株をそのまま保有しているだけで資産が勝手に増えています。
当然円高になれば逆になるのですが(それはそれで米国株を日本円でたくさん買える)、、いずれにしろ日本株、米国株両方を持っていることで安心できますね。
インデックスETF中心に買い増し
さて、投資対象の市場を日本から米国にシフトしつつありますが、更に最近は米国ETFを中心に買い増しています。
個人的にETFのよいところは各企業の細かい分析がなくとも、簡単に複数社に分散投資できることだと思います。
例えば米国ETFの一つであるQQQは、NASDAQ100という指数に連動するインデックスETFです。NASDAQ100とは、米国のNASDAQ証券取引所に上場する銘柄のうち時価総額上位100社の指数です。NASDAQの上位100銘柄というと、例えばAppleやMicrosoft、Googleなどいわゆる”GAFAM”が含まれています。QQQを買えばそういった成長企業に分散投資ができます。
また、ETFはその構成銘柄数や構成銘柄の業界の割合(セクター比率)が様々。例えばVTIというETFは米国の上場企業のほぼすべてをカバーする「USトータル・マーケット・インデックス」に連動するため、構成銘柄は約4,000社。このETF一つでかなりの分散投資が可能です。
一方で上でご紹介したQQQは構成銘柄の約半分がITセクターであり、成長産業の割合が多いです。
市場全体をカバーするETFに投資して安定的に資産を増やすことを重視するか、それとも自分が今後成長すると見越したセクターをカバーするETFにして積極的に資産増大を図るか。。ご自身の戦略にマッチしたETFは必ず見つかるはずです。
また、配当についてもかなりバリエーションがあります。配当利回りが4%を超えて高配当ETFとして人気のSPYDや、最近注目されている、配当率が10%を超え、かつ毎月配当のQYLDなど。魅力的なETFがたくさんあります。
自分がどのような投資方針なのかによって、色々と選択肢があるのは米国ETFの魅力ですね。
配当より値上がり
さて、最後は配当益狙いなのか値上がり益なのか、についてです。
配当率に従って定期的に入金される配当。株を持っているだけで収入があるのは大変魅力です。昨今頻繁に聞くようになったFIRE(Financial Independence, Retirement Early)もこの配当金を収入源とする場合が多いです。(他にも不動産投資など色々と手段はありますが)
私は配当率が大きく下がらない限りは定期的に決まった額が入ってくる配当というシステムが大好きです。ちょっとずつ、確実に資産が増えるのっていいですよね~。
しかし、難点もあります。それは課税です。配当金は受け取るたびに課税されます。特に米国株、ETFであればアメリカで10%課税された後に日本国内で約20%の課税がされます。せっかく配当金をもらってもその7割くらいしか手元に残らないのです。。
もし手元にまとまった資金があってそれの配当金により生活資金を賄う(いわゆる配当金生活ですね)という段階ならそれでいいのかもしれませんが、まだ資産を拡大する時期であれば、課税により資産増大スピードが遅くなってしまいます。
そういう意味で、上でご紹介したQQQのような配当率は低いが値上がりを期待できるETFなどを購入してキャピタルゲインを狙っていく方が、資産増大スピードとしては速くなる可能性が高いです。
まずは資金を拡大することを最優先として、今は値上がり益を狙ってQQQやSMH(半導体関連銘柄で構成されるETF)の保有数を増やしていっています。
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まとめ
さて、今回は私のこれまでの投資方針の紆余曲折と、今の投資方針についてつらつらと書いてみました。
中々自分が納得して落ち着いて投資できるまで時間がかかりましたが、色々な方針に従って自分で手を動かして実際にやってみないと、その方針が自分に合っているのかどうかは分かりませんでした。投資初心者の方は少額から色々な手法を試してみるとよいと思います!私もまた方針が変わるかもしれませんし。。笑
では今回はここまで!また次回よろしくお願いします!
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