こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。
今回は、三井ホームのキープウェルメンテナンスプログラムについて、少し深堀したいと思います。
この記事はこんな人におすすめ!
- 三井ホームの戸建てのメンテナンス費用を知りたい
- 三井ホームからメンテナンスプログラムをもらったけど、本当にこの通りなのか疑問がある
キープウェルメンテナンスプログラムとは、築後60年のメンテナンススケジュールをまとめたもので、三井ホームの一戸建てと付き合っていくうえで重要な資料です。
私の場合、契約後~着工までの期間で営業の方から頂きました。
家づくりの最中はちゃんと家が建つのかハラハラドキドキ(我が家は幸いにしてほとんど問題は起こらず工事は進みました)で家が建った後のことはあまり気が回らなかったのですが、いざ家が建つとこの先の家に掛かる費用が気になってきました。。
ということで、2年点検も終わった今、改めてキープウェルメンテナンスの費用の信憑性について営業の方にも教えてもらいながら内容を確認してみました。
建物性能維持に関するメンテ項目と部材/設備に関するメンテ項目の内、部材/設備の方はあくまで目安という程度。メンテ費用の計算式も私の時と最新とでは違うようでした。
この記事では、キープウェルメンテナンスプログラムで記載されている各項目のメンテ費用はどのように算出されているのか、信憑性はあるか、に触れていきたいと思います。
繰り返しになりますが、家づくりの最中は築後のことにあまり気が回らないもの。。
念願のあの設備をつけられたが、実はめちゃくちゃメンテナンス費用の掛かるものだった。。!というのが無いよう、家づくり最中の方にもご覧頂けたら幸いです。
キープウェルメンテナンスプログラムって何??
まず、三井ホームのキープウェルについて簡単にお話します。
冒頭でも申し上げましたが、三井ホームの新築一戸建ての築後60年間のメンテナンスプログラムのことです。いつ、どの項目に、どのくらいのメンテ費用が掛かるのかが一目見て分かるような表になっています。
もちろん、一つとして同じメンテナンスプログラムはなく、家ごとに違います。一例として我が家のメンテナンスプログラムをこちらの記事でご紹介していますので、ご興味ある方はご覧ください。
さて、メンテナンス費用ですが60年間でどのくらいかかると思いますか?
我が家を例にとると、なんと総額2500万円!!新しい家を建てられますね💦
家を建てて、2年点検も終わった今、ちょっと落ち着いたので改めてプログラムを眺めていたのですが、ホントに2500万円もかかるの。。?と今更ながら気になってきたわけです。
もう建てちゃったので遅いのですが。。(笑)
そこで、キープウェルメンテナンスってどの程度費用に信憑性があるの??どうやって費用は計算してるの??というのを営業さんに確認してみました。
その一部も交えながら、ここからはキープウェルメンテナンスの実際のところをご紹介したいと思います。
メンテナンス費用に妥当性はあるのか?
キープウェルメンテナンスプログラムに掛かれている費用に信憑性はあるのか?
結論としては、一部の項目はある程度信憑性があるが一部はあくまで目安(=あまり妥当性はない)ということでした。
信憑性がある項目とは、建物性能維持に関わる項目。これは保証に関わる項目なのでメンテナンス費用もある程度正確だそうです。
60年間で総額約540万円ですね。
一方、部材・設備の補修交換メンテに関わる項目については、あくまで目安とのことでした。
その家ごとの部材・設備の状態によってどの程度メンテナンスや交換対応が必要かが変わってきますし、4,50年先のことになれば、今とは色々と状況も変わっているでしょうから、あくまで目安ということですね。
ここからは、部材・設備の中でメンテナンス費用の大きい項目を取り上げて、メンテナンス費用がどのように算出されているかを見ていきたいと思います。
メンテナンス費用の内訳
メンテナンス費用の大きい以下の項目について細かく見てみます。
- 太陽光発電システム
- 空調機器(スマートブリーズワン)
- 外部金属建具(外部サッシ・雨戸)
太陽光発電システム
まずは太陽光発電システムから。これは60年間で総額約700万円のメンテナンス費用が掛かっています。
プログラムによると、築後10年~19年で248,000円、築後20年~24年で2,108,000円となっています。20年を1サイクルとして、この費用が掛かるようです。
次は築後30年~39年で248,000円、・・・という風に築後60年まで続いていきます。
で、この248,000円と2,108,000円はどんな名目で、どうやって計算されたのか。
担当営業の方に確認してみました。
まず名目ですが、248,000円はメンテナンス費用、210,8000円はパネル部品交換費用とのこと。では、この費用はどのように計算しているかというと、太陽光発電システムの「交換見積額」をもとに、以下の式で算出しているとのことでした。
- メンテナンス費用=交換見積額×0.1
- パネル交換費用=交換見積額×0.85
“0.1”とか”0.85″って何だ?ということですが、これは「係数」だそうです。係数の根拠に厳密な根拠はないとのこと。う~ん、気になります。。(笑)
我が家の場合「交換見積額」は2,480,000円ということでしたので、上のような費用になっているということでした。
なお、我が家のメンテナンスプログラムはあくまで2020年時点であり、最新(2022年4月時点)のメンテナンスプログラムは、計算式が違っているそう!!最新の計算式は以下の通りでした。
- 交換費用=見積価格×1
- メンテナンス費用=見積価格×0.2
費用の掛かるタイミングが私の時と同じかは分かりません。。もし三井ホームで契約されている方でお手元にメンテナンスプログラムがある方は、一度ご確認ください。
ちなみに「見積価格」はLIXIL未来発電の見積金額とのことでした。
さて、私が家を建ててからこの記事を執筆している2022年時点でまだ2年しか経っていませんが、既にメンテナンス費用の計算式が変わっているので、今後も変わる可能性は大いにあります。
本当に目安程度に考えておくのがよさそうです。。
空調機器(スマートブリーズワン)
次は全館空調です。我が家はスマートブリーズワンを使用しています。その他のスマートブリーズをお使いの方はメンテナンスプログラムが違うかもしれませんので、参考程度にお考え下さい。
全館空調のメンテ費用は60年で総額約510万円。以下のように費用が掛かります。
- 築後10~14年:620,400円
- 築後15~19年:924,000円
- 築後30~34年:1,016,400円
これを1サイクルとして60年間で2回繰り返します。
で、これも太陽光発電と同様、「係数」を使って以下のように計算されているそうです。
メンテナンス(機器交換)費用=空調見積額×係数
空調見積額は132万円。スマートブリーズワンであればどこのお宅も同じなのでしょうか。
ただし、このメンテナンス費用の計算もあくまで私がもらった2年前の話。。今はちょっと違うそうです!!
私が建てた頃はスマートブリーズワンが発表されて間もなかったので、メンテ費用も単純計算だったそう。。
今は、以下のようになっているそうですよ。
- エアコン・換気用フィルター交換:447,000円/10年毎
- 搬送ファン・換気システム交換:490,000円/15年毎
もしお手元にキープウェルメンテナンスプログラムをお持ちの方は、一度確認してみてください。
外部サッシ・雨戸
外部サッシ・雨戸は60年間で総額約300万円です。
10年ごとに約19万円、30年ごとに約97万円掛かるようになっています。
おそらく10年ごとの費用がメンテナンス費用、30年ごとの費用が交換費用となっており、
- メンテナンス費用=見積価格×0.2
- 交換費用=見積価格×0.5
となっているそう。
逆算すると、我が家の場合見積価格は約200万円のようですね。見積価格の内訳は新築時の見積もり書類を参照するとたぶん分かるのでしょう。
で、ここでも係数はほぼ根拠なしだと思うので、あくまで目安です。
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まとめ
今回は、三井ホームのキープウェルメンテナンスプログラムの内訳の詳細を見てきました。
キープウェルメンテナンスには大きく分けて以下の2項目があります。
- 建物性能維持に必要なメンテ項目
- 部材・設備のメンテ項目
建物性能維持に関する項目については、ある程度妥当性のある費用とのことでしたが、部材・設備のメンテ項目は基本的に
設備・部材の見積価格×「係数」
で算出されているようでした。全館空調は今のところフィルターや換気システムの交換費用として具体的な額があるようでしたが。
また、このメンテナンス及び部品交換費用の計算式はこの先も更新されていく可能性が非常に高そうです。
あまり根拠のない「係数」を使用し、かつ今後も計算式が変わる可能性がある、ということで、部材・設備のメンテ費用は本当に目安程度に考えていた方がよさそうです。
ただ、我が家のキープウェルメンテナンスの60年間総費用2500万円の内、部材・設備のメンテ費用は2000万円を占めているんですよね。。(笑)
この2000万円がどの程度ブレるかによって、メンテ費用全体も大きく変わるかもしれません。。
お金足りるのかな。。どうなることやら💦
今後もメンテナンスに関することはこのブログを通じて発信していこうと思います。家に住んでからどれくらいの費用がかかるのか、皆様のご参考になる情報発信ができればと思います!
では今回はここまで!また次回よろしくお願いします!
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