こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。
今回は2年点検の前に依頼したホームインスペクションの様子と、それによって明らかになった我が家の不具合をご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
- ホームインスペクションが何をするのか知りたい
- 新築の施工不良を把握したい
- 築2年の三井ホームの家の状態を知りたい
新築をご検討の方、三井ホームをご検討の方、築約2年のお家の状態って気になりませんか?
三井ホームにとっては2年というのは重要で、クロス(壁紙)や建具の不具合の保証期間が2年で切れるのです。まだ引き渡しから2年も経ってないのに不具合なんてないでしょ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構不具合あるんです。
中には引き渡しの時からの施工不良も。。💦
2年点検までにすべての不良は洗い出しておきたいもの。でも、住宅に関して素人の施主(そうでない方もいるでしょうが。。)だけでは中々全てを見つけられません。
そんな悩みを解決する方法の一つが、「ホームインスペクション」です。住宅の専門家(私の場合は1級建築士でした)が第3者目線で家の状態を点検してくれます。
我が家も自分自身では見つけられなかった不良をホームインスペクションで色々と見つけてもらい、その後の2年点検に活かすことができました。
三井ホームとは関係のないお家のプロに、今の家の状態を見てもらえるのは、非常に心強いです。実際に2年点検の際にも相談できましたし。。
ちなみに、ホームインスペクションの依頼の時の様子は下の記事でまとめています。費用の詳細もご紹介しています。
新築ご検討中の方、建てたばかりの方、三井ホームをご検討中の方のご参考になれば幸いです。
ホームインスペクション→2年点検→補修工事の辺りの話はこれらの記事をご覧ください!↓
実施内容&見つかった不良をご紹介
まずは今回実施したホームインスペクションの内容をご紹介します。
- 屋外部分(外壁など家周り)
- 屋内部分(家の傾き、建具等の取付、クロス等の施工、水回りの確認、屋根裏点検、床下点検)
一部、点検中に私が離席したところもあるので、私が直に確認したところだけになりますが。。
ここからは、インスペクションの様子をご紹介していきます。
家の外回り
まずは外壁です。
外壁点検は私がずっと直接ついて回ったわけでなく、一部妻にお願いしたところもありますのでここでは詳しくはお伝え出来ませんが。。
このように、棒状のもので外壁に触れてその時の音を確認して、仕上げ材等の問題を確認します。
また、外壁のモルタル塗のひび割れや欠損、表面塗装の色ムラ等の不具合を目視確認します。
屋外については、他に屋根、軒裏天井、バルコニーに異常がないか点検を実施しました。いずれも目視確認が基本です。
今回、これらの点検で我が家に問題は見つかりませんでした。
家の傾き
さて、家に入って最初に実施されたのが家の傾き具合の確認です。
真ん中の三脚がお分かりでしょうか。ここから四方八方に水平上にレーザーが照射されます。レーザーの照射口の高さと、壁に照射されたレーザーの高さを比較して、大きな差分がないかを確認します。
余談ですが、傾きについては以下のような基準があるそうです。
- 傾きが3/1000未満:瑕疵はない(≒建物の欠陥はない)
- 傾きが3/1000~6/1000:グレーゾーン
- 傾きが6/1000以上:瑕疵の可能性大(≒建物に欠陥がある可能性が高い)
床3m以上の距離で計算するとのことです。例えば、6/1000以上の傾きがあるということは、床3mに対して1.8cm以上の傾きがある、ということ。
このライン以上になると、めまいや頭痛、ふらつきなどの健康被害の恐れがあるらしいです。。
ちなみに我が家は3/1000未満でしたので、問題なしでした。
建具の取付
次に建具の取付です。取付状況を確認し、引き渡し時からの施工不良等がないか確認します。
我が家の場合、、玄関の靴箱の取付で施工不良と思われる箇所がいくつかありました😑
まずはこちら。玄関入ってすぐ左手にある縦長の靴箱と壁の間にある隙間です。
靴箱の下側は隙間がほぼ目立っていませんが、上の方で隙間が目立っています。
インスペクターさん曰く新築当時からあったと思われる隙間だそうです。対応としては薄い板材を挟んで隙間を埋めたりシーリングで塞ぐなどがあるそう。
果たして2年点検ではどうなるのか。。
そして、建具の取付不具合のもう一つが、同じく靴箱。上の縦長の靴箱の隣にある横長の靴箱。
実はこの靴箱の上にもひっそりと隙間がありました。それがこちら。
靴箱と垂れ壁の間に隙間があります。
実はこの靴箱、引き渡し直後にも一度付け直してもらっていました。その時は、靴箱の扉の建て付けが悪く、歪んだ状態で閉まっていたのでそれを直してもらったのですが。。
まさか上に隙間ができていたとは。
これはさすがに2年点検でちゃんと対応してもらえそうですが、どうでしょうか。。
クロスの施工等
他の三井ホームの施主さんのブログでもよく見かけるのが、クロス施工の不具合。我が家でもたくさんありました💦
我が家で見つかったクロス関連の不具合をまとめると、
- クロスと他部材(床とか巾木とか)の境目が雑
- クロスのシワ・浮き
- 下地石膏ボードのパテ処理の施工不良による凹
などです。それぞれご紹介します。
クロスと他部材の境目が雑
クロスと他部材の境目が雑、とは例えばこういう感じです。これは、玄関の靴箱とクロスの境目です。
白地に見える隙間なので、かなり目立ちます。
他にも巾木や廻り縁、窓枠などあらゆる境目が目立っています。。
また、これはキッチンの食器棚と壁の間のシーリングの切れ目です。
これも結構目立っています。なお、これは壁と食器棚という二つの違う部材の間にできた隙間ですが、どうしても違う部材だと振動や揺れがあったときに違う揺れ方をするため、隙間ができやすいとのことでした。
この隙間を目立たなくするには、例えばL字の板状のものを当てがって、そもそも隙間を板で隠してしまう、ということが考えられるそう。
確かに、いくらシーリングで埋めたとして、そのうちまた隙間が出てきそうですよね。。
クロスが浮いている
例えばこんな感じです。
これは2階の洋室の間の壁です。
他には、、
これは階段の壁です。中央の角部分が捩れているのがお分かりでしょうか。実際に見ると、結構目立ってます。指でシワ部分を触ってみても、プクプクしています。
ただ、インスペクターさん曰く地震や台風の振動や揺れが影響しているそうです。とはいえ、建ててから地震も大きな台風も来ていないのですが。。
まぁ、いずれにしろ今の時点でこれだけ目に見える形でシワになっているので、三井ホームには修理対応してほしいものです。
下地石膏ボードのパテ処理不良
どんな不良かというと、、
こういう凸が壁の複数箇所に見られます。これは、クロスの裏にある石膏ボードの釘跡を目立たなくするためにパテ処理を行うそうですが、このパテ処理が雑だとこんな風に目立ってしまうそう。。
ただ、インスペクターさんに言われるまで気づかなかったので、直すかどうか悩みます。。直すには一度クロスを剥がしてパテ処理を再度実施することになるからです。。まぁ見つけたからには直してほしいですが、面倒といえば面倒ですよね。
水回りの点検
さて、次は水回りの点検です。
先に言うと、水回りで特に問題はありませんでした。
チェックポイントは、主に排水の問題です。
水を流して、水回りの下の排水管周りで水漏れ等がないかを確認します。
屋根裏&床下点検
屋根裏、床下にはインスペクターさんが直接入り込んで目視により異常がないかチェックしていただきました。
屋根裏は特に問題ありませんでした。
なお、屋根裏はこんな感じです。
BSウォールが見えますね。
ダクトはこんな感じで入り組んでいます。
次に床下です。こちらは1点気になることがありました。
これは台所の床下の様子です。
基礎床版を排水管が地面に向かって貫通しているのですが、排水管は「さや管」と呼ばれる配管に挿入されています。排水管の外側カバーみたいなものですかね。
で、そのさや管と排水管との間に写真のように隙間ができている、とのことだったのです。
これで何がまずいかというと、例えば地中の虫が床下に侵入する可能性があったり、地中の湿気が床下に及ぼす可能性が考えられるとのことでした。
で、写真は台所のものですが、全ての排水管でこのような状態だったそうです。
結局、ホームインスペクションをやってよかったのか?
さて、ここまでインスペクションの様子や、インスペクションを通して判明した我が家の不良のいくつかをご紹介しました。
ちなみに、ここまでの内容でインスペクションの費用はいくらだったかというと、約13万円です。
13万円をどのように捉えるかは人それぞれですし、決して安い金額ではありませんが、私は実施してよかったと思っています。
その理由としては、
- 素人の自分の目でなく、専門家の目から見た我が家の施工不良を知ることができた
- 自分では気づけない不具合を知ることができた
- 2年点検に向けて補修してもらうのに十分な客観的理由/証拠を準備ができた
まず、いくら自分が直してほしいなぁと思うことであっても、自分のわがままかな、と思ってしまうこともありました。しかし、住宅の専門家であるインスペクターさんの目から見ても「これは新築時の施工不良です」というお墨付きを頂けたのは、すごく自信になりました。
また、床下など自分では気づき得ない点を指摘してもらえました。また、屋内のクロスの施工不良等も自分だけだと中々気づけない点をズバズバと指摘していただきました。
最後は、この後にホームインスペクションの後に控える2年目点検に向けた準備ができた点です。三井ホームの方を疑うわけではありませんが、施主が要望する補修内容に三井ホームがすべて応えるという保証はありません。
そして、現在この記事を執筆時点で2年点検を終えていますが、実際に2年点検において、私たちの要望する補修が実施されない可能性を感じるタイミングが何度かありました。
2年点検については別途記事を書こうと思いますが、明らかな不具合があるのにちゃんと対応してもらえなさそうな場合に、こういった第3者の立場の専門家がいることはとても心強いです。実際に、今とても助けてもらっています。。
これらの理由から、ホームインスペクションを利用してとてもよかったと思っています。
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まとめ
今回は、2年点検を前に実施したホームインスペクションの様子と我が家で見つかった不具合箇所についてご紹介しました。
今回は、13万円という費用で、外構含む外回り、床下、屋根裏、屋内の隅々まで、専門家に検査して頂きました。
自分が施工不良だと思っている箇所は本当にそうなのか、自分が見つけきれていない不良箇所がないか、2年点検に向けての準備は十分か、という心配事をホームインスペクションはいずれも解決に導いてくれた、と思っています。
何度も言いますが、決して安い費用ではないので積極的にお勧めできるものでもないのかもしれませんが、どうしてもお家の状態が気になるという方は、やってみて損することはないのでは、と思います。特に三井ホームにお住まいで保証の区切りとなる定期点検を控えている方は、第3者目線で家の状態を診断してもらうとよいのでは、と思います。
さて、今回はホームインスペクションの模様をご紹介しましたが、その結果を以って2年点検に臨みました。果たして、どうなったのか。。!?それはまた別の記事でご紹介します。。色々とありました😏
では今回はここまで。また次回よろしくお願いします!
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