土地探しのポイントや進め方、最後に後悔しない土地探しをするための注意点をご紹介しています。
- 土地探しのポイント、基準って何?
- 土地はどうやって探すの?
- 良い土地、後悔しない土地探しをするためにはどうしたらいい?
といったお悩みを解決します。
この記事を読めば、ご自身の希望に近い土地をスムーズに探せるようになります。
こんにちは^^
妻と二人暮らしを楽しんでいます、サラリーマンのpepeです。
今回は、土地探しのポイントや進め方についてお話します。
注文住宅をご検討の方の中には、どんな家にしようかということで頭がいっぱいの方も多いと思います。しかし、どんな土地に建てるのか、ということも家と同じぐらい大事です。
では、いざ土地を探そう!と思っても、何を基準に探せばいいのか、どうやって探せばいいのか、動き方が分からず困ってしまいます(私も自分で土地を探そうとして、最初は途方に暮れていました💦)。
ということで、今回は私が土地探しをしていた当時に知りたかった情報を詰め込んでみました。
土地探しのポイントや土地探しの進め方、後悔しない土地探しをするための注意点についてまとめてみました。
この記事を読めば、ご自身が土地に対して優先したいポイントを抑えた土地を、スムーズに探すことが出来ます。また、思っていた土地と違った。。。なんてことになる可能性も少なくなるでしょう。
土地探しのポイント
土地探しの基準を洗い出す
まずは、土地選びの基準を出来る限り洗い出しましょう。
ここでしっかりと基準洗い出すことで、基準の漏れ抜けを無くして土地選びが出来るようになります。
いくつか土地選びの基準の例を挙げてみます。
土地の価格:建物含めたトータル予算を意識!
建物同様、土地についても価格を意識することが大事です。
土地から探す方が注意すべきは、土地と建物の合計額を考えた上で、土地を選ぶこと。意外と忘れがちです。
どんなに自分の希望に沿った土地であっても、価格が予算の何倍もするような土地であれば購入はやめた方がいいと思います。
せっかくの土地でも、建物に掛けるお金が無くなってしまった、となれば本末転倒です💦
土地の広さ:狭すぎず広すぎず、30〜70坪くらいが暮らしやすいかも
土地の広さは狭すぎてもダメですし、広すぎてもダメです。
狭すぎるといけない理由は、例えば以下の通りです。
- 階数を増やすしかなくなる、狭小住宅にせざるを得ない
- 駐車スペースを置けない
昨今、都市部などの狭い土地にも建てられるような、狭小住宅が多くなってきました。
限られたスペースを出来る限り有効活用した無駄のない家は素晴らしいと思います。ただ、狭小住宅は横に広く造れない代わりに縦に高く建物を造る場合がほとんどだと思います。
そうなると、困る可能性があるのが歳を取ったとき。足腰がつらくなると2階、3階を昇り降りするのが大変です。
また、土地が狭いと駐車スペース等が置けません。
都市部はそもそも車を所有していない人が多く駐車スペースが無くても困らないかもしれませんが、もし車を所有している方であれば、少々不便ですね。
別途月極駐車場などを借りる必要が出てきます。大事なマイカーは出来れば家の敷地内に置いておきたいですよね。
では、逆に広すぎると困る理由は何でしょうか。例えば以下が考えられます。
- 建物が大きくなる
- 外構面積が広くなる
- 掃除などの管理が大変になる
一つ目と二つ目はトレードオフかもしれませんが。。
土地が広くなると、建物が大きくなるか、外構面積が広くなるかのどちらかだと思います。そうすると、当然ですが費用が高くなります。建物が大きくなると建築費用が、外構面積が広くなると外構工事費用がかさみます。
それも織り込み済みで予算をご検討されていれば問題ありませんが、せっかく広い土地を手に入れても、建物もしくは外構に掛けるお金がなくて上物がお粗末になってしまった、となれば残念です。。
また、建物が大きい場合掃除などの管理が大変になります。
これらを考えると、一番建てやすいのは30坪~70坪辺りでしょうか。
30坪であればギリギリ1台分の駐車スペースを確保できます。70坪であればお庭と充分な駐車スペースを確保できます。
我が家は53坪で建物が20坪弱です。外構としては車がギリギリ4台停められるスペースと小さな庭、裏手には物干しスペースがあります。個人的には建物と外構面積のバランスはちょうどいいのでは、と思っています。
土地の形:正方形or長方形がよい
土地は出来る限り無駄が出ないような形が良いです。つまり、正方形や長方形が良いと思います。
長方形でも長辺が長すぎる土地、いびつな形状の土地は出来れば避けたいところ。建物や駐車場もある程度は土地の形に添う必要がありますので、あまりにも変わった形状だとデッドスペースが出来る等の不具合があるでしょう。
長方形の土地は、長辺側が道路に面していると尚良いです。
玄関とその他の居住スペースを余裕をもって長辺側に並べることが出来るからです。また、道路側が南面であれば更に日当たりも確保できて良いでしょう。
なお、土地の形とは少し違いますが、例えば駐車スペースと建物が建っている土地に高低差があるのもあまり良くないかもしれません。
建物が高い場所にあると眺望が良いなどのメリットもありますが、車と家が階段で結ばれていると少々不便です。高齢になると足腰に負担も掛かるでしょう。
買い物に行った帰り、車から降りて重い買い物袋を提げて階段を昇るのはちょっと大変そうですね💦
実際に私が土地探しをしている中で、このような条件の土地を一度検討したことがありますが実際に住んだ時のことを考えてやめました。
道路に面している方角:南面がよい
家を建てる土地は必ず道路と面していますが、土地の南側が道路と面していると良いです。
東西は朝日や夕日が入って明るくなりますが、逆に日が入らない時間も長くなります。 その点、南面は日照時間が最も長いため、採光の面で最適です。
なお、欲を言えば南面以外にもう一方向道路に面していると、尚良しです。
例えば、南面だけが道路に面していて他方角が建物に面している場合、玄関を南面に作ることになると思います。
そうすると、せっかく日照条件の良い南面を玄関で潰してしまい、南面を居室として十分に活用できません。
その点、南面以外に道路に面している方角があれば、そちらに玄関を造ることが出来て南面を居住スペースだけで広く使えます。
ハザードマップ:水害や地震の被害を受けにくいかどうか
ハザードマップは要確認です。マップは市のホームページ等で確認できますし、分からなければ不動産屋さんやハウスメーカーの担当営業さんに問い合わせましょう。
地盤は硬いか(台地などは安心ですね)、川からはある程度離れたところか、大雨の時に水は溜まりにくいか、などは確認しておきたいですね。
近年は数十年に一度レベルの災害が多発しています。備えあれば憂いなしと言いますが、安全な場所に住むというのが一番の備えになるかと思います。
近隣環境:校区やアクセス、治安、道路環境など確認
周囲の環境も重要です。
例えば以下のポイントがあるでしょう。
- 校区
- 治安
- 周辺店舗
- 飲食店が近くにあるか
- ゴミ捨て場の位置
- 最寄駅からのアクセス
- 道路環境
お子様がいらっしゃる、もしくは今後生まれる予定のご家庭は校区を確認すべきでしょう。
検討している土地がどの校区に含まれるのか。その学校の評判は?もし土地周辺の事情に詳しい人がいれば是非話を聞きたいものです。
また、治安も気になるところ。特にお子様がいらっしゃる場合は気にした方がいいかも。周囲の街並みの様子や店舗を見て判断出来るでしょうか。
周辺の店舗も生活の便に関わります。コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアが近くにあると良いですね。普段の食材を買える場所が近くにあれば非常に便利です。
あとは病院やその他普段よくお世話になる店舗。実際に土地に足を運んで周辺を散歩してみましょう。
飲食店が近くにあるかは、衛生環境に関係しそうです。ゴミの処理がちゃんとしていないとゴキブリなどの害虫が発生しやすくなるでしょう。
また飲食店が居酒屋であれば、深夜まで騒がしくなるかも。。我が家は2軒隣が居酒屋でたまに夜遅くに賑やかな時があります💦
ゴミ捨て場も大事です。まず家に近すぎると臭いとか衛生環境も良くなさそうですね。また遠ければそれはそれで不便です。
また、自治体に依るかもしれませんがゴミ捨て場の鍵当番がある場合が多いです。事前にルールは確認しておきましょう。
最寄駅からのアクセスは通勤通学などに大きく影響しますね。徒歩15分圏内、出来れば10分圏内であれば嬉しいですよね。
ちなみに我が家は今徒歩4分圏内です。前のアパートも8分と近かったのですが、半分になると格段に楽になります💦
最後に道路環境ですね。家の目の前の道路の車通りはどうでしょうか。多すぎると騒音が気になるところ。お子様がいる場合は飛び出し事故にも気を付けないといけません。
また人通りが多いと人目が気になります。程度によっては間取りにも影響するでしょう(2階リビングにするなど)。
あなたが土地に求める要件は?優先順位を決めましょう。
さて、上に挙げた基準はあくまでも例ですので、これら以外にも土地選びの基準はあるかと思います。思いつくだけ挙げてみましょう。
ある程度基準を挙げられたら、今度は自分が重視する基準を選び、優先順位を決めましょう。
ここは注文住宅でどういう家にしたいかを考えるときと同じですね。
はっきり申し上げると、自身の希望を全て叶えるパーフェクトな土地はほぼ出てこないと思った方が良いです。
そのため、何かしらは妥協しなければいけません。その為、どの基準は妥協出来て、どの基準は死守したいのか、明確に決めておきましょう。
そうすれば、いざ良い土地が出てきた時に、自分たちにとって本当に良い土地といえるのかを判断しやすくなります。
土地探しの進め方
ここまででご自身の理想とする土地の要件がある程度固まってきたら、今度は実際に土地選びを進めていきましょう。
具体的な土地選びの進め方としては、例えば下の3つが考えられます。
ネットから探す
すぐに始められるのはご自身でネットで探すことです。
売り土地をまとめたサイトは沢山あります。例えばat homeだとこんな感じですね。

地域や路線図、相場などの色々な切り口で土地を探すことが出来ます。

また、検索で出てきた様々な土地に対して、更にフィルタを掛けて絞ることが出来ます。
価格や土地の広さ、建築条件の有無など色々ありますので、ご自身の優先する基準にあう条件を選択して絞り込んでみましょう。
建築会社と一緒に探す
建築会社と一緒に探すという手もあります。
私自身も三井ホームで見つけてもらった土地を最終的に契約しました。個人的にはこの方法が一番オススメです。
なぜなら、家を建てることありきでその土地が適しているのかを、建築会社がある程度判断してくれるからです。
自分で探して契約した土地が、いざ思い通りの家を建てようとしたときに建築条件的に無理があった、なんてことになれば悲しいです。。
また建築会社だと不動産屋と比べて土地が見つかりにくいかというと、そんなことはないと思います。実際に私の場合、まだネットに公開されていない土地を不動産屋経由で三井ホームが紹介してくれました。
建築会社と一緒に土地を探すというのは、家づくりを進める中で土地探しを進められるので、ある程度家の間取りなどの具体的イメージを伴って土地を検討出来ると思いますよ。
また、上でご紹介した「ネットで自分で土地を探す」との併用もアリだと思います。つまり、ネットで見つけた土地を建築会社に確認してもらって契約するか検討する、ということです。これもオススメです。
不動産屋と一緒に探す
最後に不動産屋さんに直接相談するというパターン。
土地を探すのだから不動産屋に行くのが手っ取り早いとは思いますが、上で申し上げたように、不動産屋さんにその土地に家を建てるという観点が抜けている可能性があります。
家の詳細を一緒に考えるのは建築会社なので、繰り返しになりますが出来れば建築会社で土地も探すのがよいのかな、と思います。
後悔しない土地探しをするために大事なこと
これまで、土地探しのポイントや土地探しの進め方についてご紹介してきました。
最後に、満足のいく土地探しをするには何が大事か、実際に土地探しを経験した私の目線でいくつかポイントをご紹介します。
家づくりトータルの予算を考慮して土地を選ぶ
土地探しの基準の一つ目でご紹介しました。これが一番大事といっても過言ではないかも。
繰り返しになりますが、建物+土地の合計予算を意識した上で土地を選ばなければ、建物に十分お金を掛けられない、といったことになりかねません。
私は元々土地の予算2000万円で探していました。希望するエリアは中々出てこないだろうな~と思っていた矢先、なんとそのエリアで土地が売り出されたのです!
あらゆる条件が私たちの希望に適っていたのですが、唯一費用が予算をかなりオーバーしていました。
しかし、、幸いにして私たちの場合はお互いの両親から資金援助をしてもらえました。このように、何かしら資金調達のアテがあれば検討の余地ありですが、そうでない場合は落ち着いて判断するようにしましょう。
また、土地の予算を決めるということは建物の予算もある程度決まっていないといけません。
しかし、土地探しの進め方でお話したように、建築会社と土地探しを進めていれば建物にかかるお金の目安もつきやすいでしょうから、建築会社も適切な価格の土地を見つけてくれるでしょう。
土地引き渡し時の状態を確認する
土地がどんな状態で引き渡されるのかも要確認です。
例えば我が家の土地は元々駐車場だったので、アスファルトが敷かれた状態で引き渡されました。
しかし、アスファルトの上に家を建てるわけにはいかないので、実費でアスファルトを剥がすところから始めなければいけませんでした。その工事費用は20万円強。。
詳しくは下の記事にまとめています。
今となっては分かりませんが、土地申込みから出来る限り早い段階で更地渡しの交渉が出来なかったかなぁと、少し悔しく思います(笑)
このように引き渡される土地の状態によって余計に費用が掛かる場合があります。状態は事前にちゃんと確認しましょう。
周囲の環境を確認する
周囲の環境を確認することも重要です。
例えば、土地に接する道路状況など。
我が家の目の前の道路は車通り/人通りともに少なくありません。
すると気になるのが通行人の目。もしかしたら通行人は全く我が家を気に留めていないかもしれませんが、当の本人たちは気になってしまいます。。
このような環境であれば間取りにも影響してきます。我が家のリビングは結局1階にありますが、2階リビングとするのもよかったのかな、、と今は思っています。
外構のシンボルツリーで目隠しをするという手段もありますが、限界がありますしね💦
土地選びの段階から、実際に住んだ時のことをイメージすることが大事でしょう。
土地の諸条件を確認する
土地の諸々の情報は土地重要事項説明書に記載されています。
土地重要事項説明については、下記にまとめています。
ここには建物の建蔽率/容積率、高さ制限、防火地域かどうか、などさまざまな情報が記されています。
どれも建物の仕様に関わることや、補強工事が必要か否か(=追加費用が掛かるかどうか)に関わる情報ですので、しっかりと内容確認しましょう。
ちなみに、最近私の友人が家を建てたのですが、その土地が「埋蔵文化財保蔵地」だったのです。家を建てる前に土地調査が必要だったのですが、何と土地から文化財が見つかったのです!(小さい瓦みたいなものだったそうですが)
そのせいで、土地を想定通りの深さまで掘ることが出来なくなってしまったそう。。
市の関係者と色々と交渉して何とか家を建てることが出来たそうですが、こんなことが起こりうるということは覚えておいた方がいいかもしれません。
まとめ
今回は、土地探しについて以下の3点をお伝えしました。
- 土地探しの基準
- 土地探しの進め方
- 満足いく土地探しをするためには
本記事では土地選びの基準として6つをご紹介しましたが、ぜひご自身でも新居に住んだ時のことをイメージして基準を挙げてみて下さい。
そして、土地探しの基準をピックアップできたら、その中で優先順位を付けてみましょう。全ての希望を叶えてくれる土地はほぼ出てこないでしょう。これだけは譲れない!というポイントを決めておくことをオススメします。
土地の探し方としては、建築会社と一緒に探すのがオススメです。建てる家のことを考慮しつつ土地探しを進めることで、条件の良い土地が見つかる可能性が高くなるでしょう。
最後に私の経験に基づく、後悔しない土地探しをするために大事なことをいくつかご紹介しました。
- 建物と土地のトータル予算を意識する
- 土地引き渡し時の状態を確認する
- 土地の周囲の環境を確認する
- 土地の諸条件を確認する
私の土地探しの経験に基づいたポイントですので、そこまで的外れでないはず。。土地探しの際には頭の片隅に置いて頂けると良いと思います。
では今回はここまで。また次回よろしくお願いします!

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