男性の育児休業中のお金事情について、私の場合を例に具体的にご紹介します。
- 男性が育休を取った場合、給与はどうなるの?
- 育休を取ってもらえるお金は?
- 育休で社会保険料が免除されるって本当?
といったお悩みを解決します。
この記事を読めば、育休中にどんなお金がもらえて、どんなお金の負担が無くなり、どんなお金は普段通り控除されるかが分かります。
こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。
今回は、育休中のお金事情についてお話したいと思います。
2021年8月に子どもが生まれ、翌9月に1か月間私は育休を取得しました。
昨今、男性の育休が推奨されていますが、
- 仕事に穴を開けるのは気が引ける
- 育休中は収入が無くなってしまうのでは?
など、色々と懸念のある男性も多いかと思います。
私の場合、安定期に入ってすぐに職場に子どもが出来たことを報告したので余裕をもって育休の準備をすることが出来ました。
旦那さん目線で、子どもが出来たことを職場に報告した時のことは下の記事で書いています。
しかし、お金については少し心配なところがありました。というのも、育児”休職”(休暇ではない)であり働いていないので、お給料は出ません。
でも、育休中は補助金が出て社会保険料が掛からないらしい、、ということは事前に把握していました。でも実際のところどうなのか、やはり心配は尽きませんでした。
今回は、同じように育休を検討している旦那さんが安心して育休を取得できるよう、実際の私の給与明細を元に育休中のサラリーマンのお給料はどうなるのか、をご紹介します。
サラリーマンのお給料の内訳
まず、普段のサラリーマンのお給料がどういう内訳になっているか。ザックリ言うと、下のような感じですよね。
(支給額)ー(社会保険料)-(一般控除額)=(手取り収入)
支給額は課税支給と非課税支給に更に分かれます。読んで字のごとく、課税対象となる支給額なのかそうでないのかということです。
課税支給には例えば下のような項目があります。
- 基本給
- 残業代
- 持ち株関連金
持ち株制度のある会社であれば、持ち株奨励金などの形で少しお金が入りますね。
一方で非課税支給は下の通り。
- 通勤費
基本的には通勤費ですね。電車賃、ガソリン費用など掛かった分だけ支給してもらっています。
次に社会保険料。下の項目があります。
- 健康保険料
- 介護保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
結構高いですよね~。特に厚生年金保険料とか結構持っていかれています。。
最後に一般控除。私の場合、例えば下のような項目がありました。
- 所得税
- 住民税
- 自動車保険
- 団体契約保険
- 一般財形
- 住宅ローン
- 労働組合費
- 一斉積立金
- 共済会費
税金としては所得税、住民税ですね。こちらも高いですよね。。
更に、会社を通して加入している保険があれば給与天引きされます。私の場合は団体契約保険と自動車保険です。
住宅ローンは特にろうきんから借り入れている場合は給与天引きされます。労金で借りるメリットの一つが給与天引きされることですね。
これらが普段のサラリーマンのお給料です。
では育休中にどのように変わるでしょうか。順にみていきましょう。
育休中のお金事情
では、育休中に送られてきた給与明細を元に育休中のお金事情をご紹介します。
育休中でももらえるお金があるうえ、普段は支払っているお金が免除されるものあります。その一方で育休中であっても控除されるお金もあります。
一つずつ確認してみましょう。
もらえるお金
まずはもらえるお金から。支給額ですね。
課税支給額は0円でした。
内訳は基本給、残業代ですが、”休職”で働いていないので”0円”です。
明細上では基本給が計上されていますが、同額が「欠勤控除額」としてマイナスされています。うーん、世知辛い。。笑
一方、非課税支給額には、共済出産育児給付金が計上されていました。
こちらは共済会より給付してもらえるお金で、標準報酬日額の15%の額が支給されます。
このお金については個別で申請はしておらず、育休申請と同時にこちらの給付金についても会社の方で申請手続きしてくれます。
出産直後の色々な申請についてはこちらをご参照ください。
また、これらの他に雇用保険育児休業給付金というのがもらえます。これは育休中に給与が一定以上支払われない場合に、加入している雇用保険から給付されるお金です。
支給額は、育休開始6か月までは育休前の賃金の67%、6ヵ月以降は50%です。結構ありますね!
申請は勤務先が行うので特にこの給付金の為に自分で申請する必要はありません。
支給されるタイミングは結構遅く、育休開始後2か月ほどだそうです。私は9月の1ヵ月間だけでしたので育休中には受け取れません。。多分11月頃に支給されるのでしょうか。
育休中は収入が減るので、こういった給付金も育休の開始月から貰えると有難いですね~。
免除されるお金
育休中にはもらえるだけでなく免除されるお金があります。
まずは社会保険料。上でもご紹介した、
- 健康保険料
- 介護保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
これらの保険料負担が0円になります。
さらに、所得税も0円になります。育休期間中は所得がありませんからね💦
他に労働組合費や共済会費も育休中の控除が無くなります。嬉しい!
育休中も控除されるお金
さて、最後に育休中もいつも通り控除されるお金をご紹介します。
まずは住民税ですね。育児していても住んでいることには変わらないので負担は変わらないようです。
また、団体契約保険や自動車保険料も育休とは関わりないのでいつも通り控除されます。
また、住宅ローンも同じ。正直これは改めて負担が大きいなぁと思いました。
結局育休を取ってどれだけ得した?損した?
育休中にもらえるお金や免除される負担、いつも通り負担するお金について、いかがでしょうか?免除されるお金も結構ありましたね。
では、結局のところ育休を取ることで経済的には負担はどのように変わったのでしょうか。
もうすぐ給付される、雇用保険育児休業給付金も混みで手取りベースで考えてみました。
普段と比べると育休中は概算ですが下のような感じになりました。
- 支給額が-5.3万円
- 社会保険料負担の合計が-4.6万円
- 一般控除が-2.5万円
なんと、育休中の方がトータルで2万円ほどオトクになりました。
ただ、残業代は計算にいれていません。もし残業を含めたら恐らく普段の方がプラスになるでしょう。もちろん残業しないのが一番なんですけどね。
また、基本給などの個人の状況によってオトクになるかどうかは変わることがあるかもしれませんので、あくまでご参考に留めておいてください。
とはいえ、育休を取っても経済的な負担はほとんどないということが分かりました。
給与が無くてもここまで給付金があると、安心ですね。
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まとめ
今回は、育休中のお金事情について私の給与明細などを参考にご紹介しました。
実は、育休期間中の方が普段よりもオトクになっていることが分かりました(残業代含まない、個人の状況に依る可能性あり)。
育休中は働いていないので経済的には絶対に損するだろうと思っていましたが、まさかの結果でした(;^_^A
思ったよりも優遇してもらえる点があるのですね。
この記事をご覧頂いた旦那様には、ぜひとも前向きに育休をご検討頂けると嬉しいです。
では今回はここまで!また次回宜しくお願いします。
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