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60年間でメンテナンス費用2500万円?!三井ホームの「キープウェル」について

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こんにちは^^

妻と息子と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。

今回は、三井ホームのメンテナンス計画「キープウェルメンテナンスプログラム」についてお話します。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 三井ホームの「キープウェルメンテナンス」が何か分からない
  • 三井ホームってメンテナンスにどのくらいお金が掛かるか気になる
pepe

引き渡し後60年間にわたって掛かるメンテナンス費用のスケジュールが記載されたのが三井ホームのキープウェルメンテナンス
メンテナンス費用はバカにならない。。!?

家づくりをご検討中の方は、家を建てるのに掛かる費用に頭がいっぱいになる方が多いと思います。

でも、盲点になりがちなのが家の維持費用

せっかく立派なお家を建てても、そのお家が住宅性能を十分に発揮し続けるためには、ちゃんとしたメンテナンスが必要です。

昨今、三井ホームを含めていくつかの大手ハウスメーカーでは、築後60年間のメンテナンスプログラムを提示してくれます。これを見れば、いつ、どのような項目に、どれほどメンテ費用が掛かるのか、が分かります。

三井ホームでいう築後60年間のメンテナンスプログラムが「キープウェルメンテナンスプログラム」ということです。

キープウェルには、新築後60年間でいつ、何に、どれだけメンテナンス費用が掛かるのかが年表形式で記されています。その中身を具体的にご紹介していきます。

この記事を読めば、三井ホームのキープウェルの内容が分かるとともに、三井ホームのメンテナンス費用の実例が分かります。

目次

キープウェルってどんなもの?

最初に三井ホームのキープウェルの概要をお話します。

主に以下の2点です。

  • 60年点検システム
  • 最長60年保証システム

60年点検システムとは、引渡し後60年にわたり、10年ごとに点検を実施し、建物品質・性能を管理するというもの。ただし、60年間無料ではなく、2年/10年/20年/30年目の点検は無料、それ以降は有料です。

最長60年保証システムとは、必要な点検&有料メンテナンス工事をやれば基礎と構造躯体を60年保証するというもの。ちなみに、基礎、構造躯体、防水、防蟻の初期保証は10年となっています。

三井ホームのアフターメンテナンスについては三井ホームのHPに詳しく書いてあります。

HPによると、最初の10年は建物の大事な部分の保証はありますが、11年目以降は点検&メンテナンスを続ければ60年間は建物の性能維持をサポートします、ということでした。

で、11年目以降の点検&メンテナンスって具体的にはどんなの?というのを今からご紹介します。想像以上にお金が掛かるようです。。

我が家のキープウェルをご紹介

キープウェルの60年間のメンテナンス計画を具体的にご紹介していきます。

ちなみに、メンテナンス費用はお家の面積や、床材、住宅設備によって様々なので、お家によって変わります。今回の内容はあくまでも一例としてご覧ください。

キープウェルの資料は下のような年表としてもらいました。左にメンテナンス項目、横に時系列で並んでいます。

あと、我が家は2階建て、延べ床面積は38坪。

全館空調スマートブリーズワン&太陽光発電システムを採用しています。

また、2階には小さなベランダがあります。上の表はあくまで我が家のメンテナンス費用なので、そこをお間違え無く🙄

メンテナンス項目

最初にメンテナンス項目についてご説明します。

  • 建物性能維持に必要なメンテナンス項目
  • 部材・機器の補修交換メンテナンス項目

の大きく2つに分かれています。

建物性能維持

建物性能維持に必要なメンテナンス項目は更に下の2つに分かれています。

保証継続必須メンテナンス防蟻処理、バルコニー(防水部)、木製サッシ、2階ユニットバス
主要外装メンテナンス屋根(板金塗装)、外壁、外装部品・軒天

なお、保証継続必須メンテナンスのうち、木製サッシと2階ユニットバスは我が家にはありませんのでメンテナンス費用は掛かっていません。

また、これら2つのメンテナンスの共通費用として外部足場と廃棄物処理費用が別途掛かります。

部材・機器の補修交換

部材・機器の補修交換メンテナンス項目は色々とあります。

  • 基礎中性化抑制
  • 玄関建具
  • 外部金属建具(サッシ・雨戸など)
  • 1階ユニットバス
  • 給排水配管
  • 雨樋
  • 給湯器・風呂
  • 空調機器
  • ガスコンロ/IHヒーター
  • 換気扇等
  • 配線機器、スイッチ、コンセント
  • 太陽光発電・蓄電システム

これらのメンテナンス費用がちょこちょことかさんできます。

60年間合計:約2500万円

60年間で結局いくらかかるの?というのが気になる方もいらっしゃると思うので、先に言及しておきます!

60年間でなんと、、、!

 

その額、、なんと、、

 

2500万円!!(´・ω・`)

家がもう一軒建ちますね。。

ま、まぁ、必ずしもこの額になるかは分かりませんし、後でご紹介しますが、60年目のメンテ費用がかなりデカいですし!

60年間のメンテ費用を10年ごとにまとめてみると下のような感じです。20年ごとにえらく費用が掛かる時期があるようですね。おかね欲しい。。宝くじぃ。。

60年間通しての建物性能維持のためのメンテナンス費用はこちら。項目別に並べてみました。

60年間通しての部材・機器の補修交換のメンテナンス費用はこちら。こちらも項目別です。

建物性能維持の方は外壁の負担が大きいですね。20年ごとに60万円のメンテ費用が掛かることが大きいです。

部材・機器メンテナンスについては、空調機器と太陽光発電のメンテ費用が群を抜いてます。

太陽光発電てこれだけメンテナンスが掛かるんだったら、無い方がいい気もしてきますね。。

この通りにはならないことを祈ります。

10年ごとのメンテナンス費用

さて、60年間トータルで掛かるメンテナンス費用が分かったところで、今度は時系列でみていきます。

分かりやすいように10年ごとに区切ってお話します。

1~9年:総額0円

9年目までは構造躯体等は初期保証期間内。

部材・機器も基本的にはメンテ不要ということでプログラムにも費用が含まれていません。ということで、9年目までは0円です。

この間にお金を貯めておきましょう(笑)

10~19年:総額187万円

次の10年間は187万円です。あくまで10年間で掛かる費用であり、1年でこれだけ掛かるわけではありません。

まず、主要な建物性能維持のためのメンテ費用は約21万円。その内訳は下の通りです。

防蟻処理とバルコニーの防水処理ですね。

この2つは費用の大小はあれど10年ごとに掛かる項目です。なお、バルコニー防水処理では、防水層の劣化対策として排水溝周りの防水メンテ補修をしてもらいます。

次に、部材・機器の補修交換メンテ費用。こちらは約166万円。内訳は下の通りです。

空調機器が一番掛かるようですね。

次に掛かるのが太陽光発電。何となくイメージ通りといったところでしょうか。

必ずしもこの通りの費用になるというわけではないでしょうし、繰り返しになりますがこれらの費用が短期間で一気に掛かる、ということでもないと思います。

ただ、引渡し10年後から10年に亘ってこれくらい掛かる可能性が高い、ということを心に留めておきましょう。。

20~29年:総額549万円

さて、一気に負担額が3倍になりました💦 550万て中々ですね(*_*)

まず、建物性能維持のためのメンテ費用として約155万円

ここで外壁がトップに躍り出ました!その額およそ60万円。。たかい。。

まぁ、20年間はメンテ費用掛かっていないと考えるとこんなものか、とも思えるかも。

少し補足します。まずはバルコニー防水について。

掛かるタイミングと内容は以下のようになります。

場所時期内容
バルコニー20年目全面再防水

次に屋根について。瓦とスレートで若干対応は違うようです。

場所時期内容
瓦屋根20年目漏水対策のため板金部にフッ素塗装
スレート屋根20年目屋根板金劣化防止のため板金再塗装

次に外壁。こちらも材料で対応は違います。

場所時期内容
モルタル吹付20年目(地域により)防水性能確保のためサッシ周り等の
再シーリング&外壁材再塗装
サイディング20年目外壁材の劣化改修のためドア・サッシ周り・サイディング目地の
再シーリング&壁材再塗装

外部部品・軒天についてはこちら。

場所時期内容
外部部品・軒天20年目外壁開口部や部材取付部の防水再処理

20年目にメンテする必要がある場所がちょこちょこあるようですね。

では次に、部材・機器メンテ費用! 約393万円!!たかい。。その内訳はこちら。

太陽光発電の存在感が半端ないですね🙄 高すぎぃ。

太陽光発電に隠れて目立っていないように見えますが空調機器もがっつり持っていってます。

、、、まぁ本当にこれくらい掛かるかは分かりませんから。。!

30~39年:総額360万円

建物性能維持のためのメンテ費用は10~19年目と同じの約21万円ですね。安く見えてくるのが怖い(笑)

なお、屋根は基本的に0円ですが、スレート屋根の場合、もしかすると30年目に指定塗料による再塗装が必要になるかもしれません。

部材・機器メンテ費用は、総額339万円です。安定の空調機器(110万円)を抑えて、外部金属建具(115万円)がトップに躍り出ました!

なお、115万円のうち97万円は引渡し30年目に掛かるようです。

外部金属建具とは、サッシ・雨戸等とのことですが工事の詳細は分かりません。。

40~49年:総額539万円

さて、そろそろメンテ費用の高さにメンタルが弱ってきましたが、まだまだ続きますよ!(笑)

40~49年目にかかる建物性能維持のためのメンテ費用はおよそ155万円

20~29年目同様ですね。各場所の工事の詳細も20年~29年目の項目でご説明した通りです。

次に、部材・機器のメンテ費用は、約383万円

こちらも20年~29年目と同様です。太陽光発電システムが高い!!…以上!

50~59年:総額221万円

さて、50年目に入ってきました。この期間にまだ生きているかは分かりませんが。。(笑)

建物性能維持のためのメンテ費用は、約21万円です。

部材・機器のメンテ費用は、約200万円です。

空調機器ですね~。うん、高い。

60年目以降:総額675万円

キープウェルメンテナンスの最終年になりました。

プログラムでは60年目も費用の記載がありますのでご紹介します。

60年目以降は本格的に生きているかは分かりませんね。子どもに払ってもらおう!(*´ω`*)

では、建物性能維持のためのメンテ費用から。約155万円です。20年目、40年目と同じですね。

次に部材・機器のメンテ費用。こちらは約519万円

外部金属建具、空調機器、太陽光発電が掛かってますね。

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まとめ

今回は、我が家の実例も交えながら三井ホームの「キープウェル」についてご紹介しました。

注意が必要なのが、メンテナンス計画は家によって異なること。

建物の条件や住宅設備はお宅によって違うので、メンテ費用も変わります。我が家の例はあくまで一例としてくださいね。

とは言うものの、我が家の延べ面積は38坪とごく平均的ですし、拘った間取りや設備も特に無いと思います。遠からずこのような感じのメンテナンス費用になるのかなぁと思いました。

ちなみに、今回ご紹介したメンテ費用がどの程度妥当か、引き渡し後に担当営業の方に確認してみました。

その模様はこちらの記事をご覧ください。

最後になりますが、もう一度ファイナンシャルプランのお話を。

私が家づくりを通して一番大事だなぁと思ったのが、最初の家づくりの予算決め。予算を決めるには人生におけるファイナンシャルプランを考えることは不可避です。

繰り返しになりますが、家は建てて終わりではない。建ててからの方が長いのです。満足のいく新築ライフを送るためにも、ファイナンシャルプラン、ぜひ考えてみましょう!

では、今回はこのあたりで。また次回宜しくお願いします!

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この記事を書いた人

管理人 pepe
  • pepe /
  • 施主ブログ”ゆるりと相談所”運営者
  • 会社員(製造メーカー/商品開発職)
  • 妻、子ども2人
  • 2020年7月末 引き渡し(三井ホーム/チューダーヒルズ)
  • 趣味:ブログ/ピアノ/ドライブ/テニス/野球、、、等々

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