我が家の間取りの満足/後悔ポイントをそれぞれご紹介します。
- 後悔しない間取りにしたい!
- 間取りのうまくいったところ、後悔しているところを実際に暮らしてみた感想も交えて知りたい
といったお悩みを解決します。
この記事を読めば、実際に暮らしてみて感じる間取りの満足/後悔ポイントを知ることができ、あなたの間取り検討の参考になるでしょう、たぶん。
こんにちは^^
妻とペペ太郎と3人暮らしを楽しんでおります、サラリーマンのpepeです。
家づくりで最初に考えることの一つが”間取り”だと思います。間取りは暮らしやすさ、生活満足度に直結するため出来るだけ失敗したくないですよね。
この記事では、我が家の間取りを見ながら、実際に暮らしてみて間取りがうまくいっているところ、後悔しているところをお話したいと思います。私の間取りを一部はご参考に、一部は反面教師に、読者のみなさまには失敗のない間取り検討を進めて頂ければ幸いです。
ちなみに、web内覧会の記事もありますので、ご興味あれば是非ご覧ください!
まずは我が家の間取りをさらっとご紹介
最初に我が家の間取りをサラッとご紹介します!なお、我が家の間取りの詳細は以下でご紹介しています↓
1階がこちら。
我が家は東西&北面を民家に囲まれており、南面のみ道路に接しております。採光の面では南ほどよく、北側にいくほど暗くなっていきます。
日当たりの良いリビングを一番南に置き、リビング、畳コーナー、ダイニング、キッチンは壁のない空間として繋がっています。リビングの窓はかなり大きいので晴れた日は日光を浴びながらリビングのソファで気持ちよく過ごすことが出来ています。
ちなみに、玄関とダイニングの間は構造壁があり、ダイニングまでは自然光は中々届きづらい構造になっています。
家族が長くいるリビングなどから優先的に場所を決めていったため、水回りは北側に寄せることになりました。我が家の水回りは洗面室、脱衣室、浴室の3つです。洗面室は少し広めに作ってありまして、洗濯機と物干しスペースがあります。
脱衣室で衣服を脱ぎそのまま洗濯機へ。洗濯機を回したらそのまま物干しスペースへ。洗濯の際の家事動線は住んだ今でも楽だなぁと思います。
次は2階!
南側には寝室を配置しています。我が家の特徴の一つである出窓があります。寝室の北側にはウォーク・イン・クローゼットを配置しています。
洋室は今のところ12畳のぶち抜きになっていますが、子どもの数や成長によって真ん中で仕切ることも想定しています。洋室の南側にはバルコニーがあり、たまに布団など干しています。
階段上がってすぐの空間は少し広めのホールです。ここはクロスもちょっとこだわってレンガ風のものにしています。この広い空間を何かに活用しているわけではありませんが、余裕があって個人的には気に入っています。
1.5畳の書斎を北側に置いています。1.5畳という極狭空間ですが、それが逆に落ち着いて作業できる空間となり、有効活用できています。特に昨今はテレワークをする機会も増えており、仕事場にもなっています。
上でお話した間取りポイントをまとめると、こちら!
- 土地周辺の環境を意識した間取り(リビング配置)
- 家事動線を意識した水回りの配置(洗面室/脱衣室/浴室)
- 子どもなど家族構成や状況によって用途を考えられる12畳ぶち抜きの洋室
- 階段上がってすぐのちょっと広い2階ホール
- 1.5畳の落ち着ける書斎
検討途中と最終版の間取り徹底比較!どこをどのように改善した?
さて、ここまでサラッと今の間取りをご紹介してきましたが、今の間取りに至るまでに多少変わったところもあります。
この章では、検討途中の間取りと最終版の間取りを比較して、何をどんな理由で変更したのかをお話していきたいと思います。
1階
まずは1階から。下図の左は検討途中、右は最終版の間取りです。
大きな違いは、以下の通りです。
- 玄関&リビングの位置
- 和室なのか畳コーナーなのか
- 吹き抜けの有無
それぞれについてなぜ変更したのか詳しくお話します!
玄関&ダイニングの位置
検討途中では玄関を西側、ダイニングを東側に配置していました。
ダイニングの場所は、カウンターのあるキッチンに接する場所と決めていたので、検討開始時から場所は変わりません。
ただ、リビングの場所を東西で入れ替えました。
検討途中段階ではリビング&ダイニングを広い空間として確保した方がよさそう!と思っていました。
また、次の「和室なのか畳コーナーなのか」の章でも触れますが、玄関から客間としての和室にアクセスがしやすい、というメリットもあります。
しかし、一点心配だったのが、リビングからの眺望。
間取り紹介の記事でも触れていますが、我が家の西隣の民家はちょっと南側にせり出しており、南東側は駐車場などがあり結構開けた眺望になっています。
そこで開けた方の眺望を十分に楽しめるように、リビングを西側に配置して視界の開けた南東方向を眺めたときに眺望がよくなるようにしました。
また、最終版ではリビングとダイニングが対角線上に配置されています。これによって同一直線上に配置するよりも空間を広く使うことができます。
和室なのか畳コーナーなのか
検討途中段階では4畳半の和室を置いていましたが、最終的には同じ広さの畳コーナーとしました。
和室を断念した理由は、和室にすると部屋が狭くなってしまうから。限られた床面積の中で、出来るだけ圧迫感のない空間を希望していたので、畳の空間を壁のある和室として配置することは難しいと感じました。
一方で、和室を断念したことで「客間」としての機能は薄くなってしまいました。検討途中の間取りであれば玄関と和室がドアでつながっているので、来客はリビングなどの自分たちの生活空間を通ることなく、直接客間である和室に移動することができます。
これは今考えてみても便利な動線だったなぁと思います。
ちょっと余談ですが、昨今のよく見られる動線として、家族用と来客用を分ける傾向があるのかなぁと思います。よく見られるのは玄関まわりでしょうか。
モデルハウスでは来客用玄関と家族用玄関(シューズインクローク)を分けていて、お客さんはそのまま玄関から入り、家族はシューズインクロークからも入れるようになっている場合をよく見かけます。シューズインクロークには靴箱はもちろん、カバン掛けやベビーカーなどの収納スペースもあるので、色々なものを置くことができます。
もしスペースに余裕があるのなら、用途に分けた空間が作れるとよいですね。
話を我が家の畳コーナーに戻します。
客間としての機能が薄くなったと言いましたが、一応来客時にはお客さんを畳コーナーに通して空間を仕切ることはできます。リビングを通ってもらいますが。。こちらの記事でもご紹介していますが、我が家ではプリーツスクリーンで完全に畳コーナーを覆うことができます。
正直、スクリーンを降ろした時の圧迫感は結構ありますが、必要な時だけ降ろして普段は収納しておくことができるので便利です。
吹き抜けの有無
間取り検討途中の時はリビングに吹き抜けがありましたが、最終的にはやめました。
吹き抜けについてはこちらの記事でも言及していますが、やめた理由は以下の通りです。
- 音が家中に響くかもしれない
- 吹き抜け分、2階が狭くなる
- キッチン・ダイニングの臭いが家中に広がるかもしれない
吹き抜けにより1階と2階が繋がることで、音や臭いが家全体に広がりやすくなる、ということが考えられます(臭いについては階段がキッチン横にあるので今と変わらなかったかもしれませんが。。)
また、和室のところでも言及しましたが、出来るだけ空間を広く、有意義に使いたいということがありましたので、吹き抜けの面積の分を居住スペースにできないということもデメリットに感じました。
しかし、吹き抜けのメリットには解放感だけでなく採光もあると思います。後の後悔ポイントでも触れますが、我が家の立地や間取りでは採光が結構重要だったと、今更ながら感じています。
詳しくは後程。。
2階
次に2階です。1階同様、左側が検討途中、右側が最終版です。
結構間取りは変わっていますが、変更点をまとめると以下のようになります。
- 寝室を北から南に動かした
- 洋室をぶち抜きの1部屋にした
- ロフトをやめた
- 書斎の位置を変えて内窓をやめた
- 収納が増えた
それぞれ詳しくお話します!
寝室を北から南に動かした
間取り検討中では寝室を北側に置いていました。理由は、
- 寝室は寝るだけだし、別に採光とか考えなくてよいので北側で問題ない
- いずれ子ども部屋となる洋室の日当たりを優先したい
ということです。
しかし、間取りを考えるうちに、
- 起きたときにちゃんと日光を浴びたい(自分たち夫婦が)
- 出窓のある寝室にあこがれる
- 子どもがいない今、とりあえず自分たち中心に家づくりしたい
という、自分たち目線に考えがシフトした結果、採光の一番良い場所に寝室を置くという決断になりました。
出窓×寝室というポイントが無ければ北側でもよかったと思いますが、ここは妻の強い希望もあったので寝室南側案を採用しました。
洋室をぶち抜きの1部屋にした
検討途中では洋室を2部屋配置していました。いずれも6畳です。このようにした理由は、
- 子どもは2人想定なので2部屋とりあえず用意しておきたい
- 子ども部屋なので採光がよい南面に2部屋とも配置したい
の大きく2つです。
しかし、昨今子ども部屋を大きな1部屋として状況によって仕切りを作る、という考え方があると知ったり、上の寝室のところでも触れましたが採光は自分たちの寝室を優先したい、と思った結果今の間取りとなりました。
こちらの記事でも触れていますが、洋室は家族構成や状況によってその用途を変えることができます。
子どもが家にいるうちは子ども部屋となるでしょうが、子どもが出て行ってからはセカンドリビングなどで使いたい、と今から密かに考えています。その時のためにも、2階にも広い空間が欲しいと考えました。ちなみに、ぶち抜きの1部屋である洋室はクローゼットも含めて12畳あります。
ロフトをやめた
ロフトについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますが、最初は収納、それに家の一番高いところにあるプライベートなちょっとワクワクする空間、ということでロフトを検討していました。
しかし、吹き抜けをやめた時点でまとまった収納スペースを確保することが出来ていたので、ロフトが必要な実用面での理由がなくなりました。実用とワクワクを天秤にかけて実用を取ったので、ロフトはなくなったのでした。
しかし、最近弟夫婦が三井ホームで新築を建てたのですが、寝室にロフトを作っているのを見て、いいなぁロフト、、と思ったのは妻には秘密です。
書斎の位置変更&内窓やめた
検討途中では書斎の位置は吹き抜けありきで決めていました。というのは、家の中に内窓をつけたい、という私の希望があったのです。
吹き抜けの採用を検討しているときは、吹き抜けに面している書斎に内壁をつけようと計画していました。
その時にパース図をもらっていたのですがそれがこちらです↓
2階の書斎から1階のリビングを眺められるようにするのがとてもお気に入り(お気に入りも何もまだ紙面上の話なのに。。笑)でしたが、上でもお話したように書斎をやめてしまったので内窓計画も立ち消えました。
書斎も1.5畳という狭い空間、かつ、場所の優先度も他の居室と比べて低かったので最終的に一番北側に収まりました。
収納が増えた
間取り検討途中の時と比べて、最終版は収納がかなり増えました。
吹き抜けがなくなったこと、ロフトに繋がる階段をやめたので、その分収納に回すことができました。
住み始めて子どもが生まれた今、やはり収納が多いことは家をすっきりきれいに保つポイントの一つなのかな、と思います。
我が家の収納についてはこちらで詳しくご紹介していますので、ご興味あればぜひご覧ください!
間取り検討開始時から最終版に変える中大事だと思ったポイントはこちら!(前半でご紹介した間取りポイントと被るとこもありますが)
- 眺望を意識したリビング配置
- リビング-ダイニングの対角線上の配置により広さを意識
- 十分な収納
間取りの後悔ポイント
さて、上の章でお話した通り検討開始時から色々と検討を重ねて最終版の間取りになったわけですが、最終版の間取りでも後悔しているポイントはあります。
一つ一つご紹介していきたいと思います。間取りご検討中の方のご参考になれば幸いです。
玄関の位置
玄関の位置をもう少しじっくり検討したかったです。
何度か言っていますが、我が家は南北に長い長方形の土地で、かつ、南以外を民家に囲まれています。
そのため、南面が一番採光の条件がよいです。その南面は出来れば居住空間としたかったのですが、家の顔である南面には玄関を持ってこないといけないという先入観がありました。
しかし、最近散歩をしていて思ったのが、結構家の横側に玄関を持ってきているお宅ってあるんだということ。自分の先入観がありました。。
今、家の東西方向(長方形の短辺方向)には片側1.7mほどの幅があります。つまり、合わせて3.4mほどの余地はあったわけで家を東西どちらかに寄せれば玄関スペースを設けることは出来たのでは、と思っています。
玄関が南面に無ければ、そこにその他の居住スペース(ダイニングとか畳コーナーとか)を配置できるわけです。
次にお話しますが、3方を民家に囲まれた我が家の土地のウィークポイントは採光の取りにくさだと思っており、南面に居住スペースを置くことは採光を考えるうえで非常に重要だったと思います。
先入観は一度それを疑ってみることが大事ですね~
2階リビングの検討
我が家のリビングは1階にありますが、土地周辺の環境として、目の前をわりと車/人通りの多い道路が走っており、家の中にいると外からの目線が気になってしまいます(今は若干慣れましたが。。)
リビングは家族が寛ぐ空間であり、リラックスして過ごしたいものですが、外からの目線が気になっていては中々気が抜けません。
我が家のように人通りの多い道路が家のそばを通っているような土地で有効だと思うのが、2階リビングです。
2階リビングのメリットとしては、
- 外からの人の目線が気になりにくい
- リビングからの眺望がよい
などがあります。
一方のデメリットは、
- リビングにたどり着くまでに階段を上らないといけなくなる
- メインの居住スペースが2階となることで1階の防犯が甘くなる
などがあるでしょうか。
私が間取りを検討していた時、そもそも2階リビングを考えることすらあまりしなかったので、しっかり検討しておきたかったな、と思います。そのうえで2階リビングをやめているのなら納得できたのですが。。
採光計画
上でも触れましたが、我が家は土地周辺の環境的に採光に少々難があります。その分、もう少しじっくり採光に配慮した間取りを考えるべきでした。
例えばこちらは今のダイニングスペース。
この写真の撮影時は昼間ですが、照明をつけないと少し薄暗く感じます。というのも、玄関とダイニングの間に構造壁があり、南面からの自然光は入りません。唯一東側の壁に設置した高窓から光が入ってきますが、隣家もあるので十分ではありません。
照明を十分な数設置している(ペンダントライト&ダウンライト)のでそれらをつければ問題ないのですが、個人的には自然光の明るさが良いと感じます。
対策としては、例えばひとつ前の章でお話した玄関配置を工夫することでもいいでしょうし、やはり吹き抜けを活用することも重要だったと思います。
間取り検討途中では吹き抜けを検討していましたが、途中でやめてしまいました。しかし、やめるという判断をする際に採光の要素は入っていなかったように思います(三井ホームからも特にその点は触れられませんでした)。
もちろん音や床面積が減ることの問題はありますが、それ以上に採光についてもう少し考えるべきでした。ダイニングは毎日使用する場所ですしね💦
吹き抜け+天窓が出来ればベストでしょうが、そうでなくても壁に大きな窓をつけるなどして出来るだけ自然光を取り込むことは出来たのだろうなぁと思います。
私の書斎でやりたかったこともできますし。。!(笑)
後悔ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 南面の一部を居住スペースではない玄関で潰してしまった
- 外からの目線対策として2階リビングを十分に検討できていなかった
- 玄関裏にあたるダイニングの採光が取れていない
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まとめ
今回は我が家の間取りの満足/後悔ポイントをお話してきました。再度、自分の間取りから考える大事なポイントをまとめると、以下のようになります。
- 自分の土地周辺の環境を考慮した間取りにする(我が家の場合リビング配置など)
- 料理/洗濯など家事がしやすい間取りにする
- 出来るだけ収納を確保する
- 採光を考慮した間取りにする(南面有効活用、吹き抜け×天窓もしくは大きな窓、など)
我が家の最大の後悔ポイントである採光については、家の中の日当たりの良い場所をしっかり活用することや、吹き抜けや天窓など自然光を取り込めるような間取りを採用するなど、手段はたくさんあります。
それぞれで採光を取り入れられる反面デメリットもあるでしょうが、我が家の場合はそもそもメリット/デメリットを十分に比較できていなかったのでは、と思います。
この記事をご覧いただいた方には、偏見無くまずはメリット/デメリットをちゃんと比較したうえで判断してほしいな、と思っています。
では今回はここまで。また次回よろしくお願いします!
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